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三宅絹紗アナ 今季MLB見どころは「親戚視点」で朗希 「玄人視点」で大谷 「推し」のタティス

スポニチアネックス / 2025年1月30日 2時32分

笑顔を見せる三宅絹紗(撮影・会津 智海)

 NHK BSのメジャーリーグ情報番組「ワースポ×MLB」で昨年から平日キャスターを務める三宅絹紗アナウンサー(29)が本紙の取材に応じ、今季の大リーグの見どころを語った。ロッテからドジャースへ移籍した佐々木朗希投手(23)、“推し”のパドレスのフェルナンド・タティス外野手(25)ら話題は多岐にわたった。

 大リーグは2月9日(日本時間10日)のカブスを皮切りに続々とキャンプインする。今オフのストーブリーグで最大の話題となったのは、20球団の争奪戦の末にドジャースとマイナー契約を結んだ佐々木だが、三宅アナウンサーは、不思議な縁を感じていた。

 「当時、凄く球場がどよめいたことを覚えています。朗希投手は貫禄があってスターのオーラがありました」

 岩手めんこいテレビのアナウンサー時代の19年7月。大船渡3年の佐々木が先発した岩手大会4回戦・盛岡四戦(岩手県営)を取材していた。この試合で公式戦での高校生最速タイの160キロを計測。試合後の取材では、当時身長1メートル90の佐々木が見えないほどの人だかりができたという。

 「プロ野球を経て、今はメジャーを目指している。言い過ぎかもしれないけど、私は見守っている親戚のおばちゃんみたいな気持ちです」。マウンドではクールな印象だが、一歩離れれば地元の友達と笑顔でふざけ合う姿も、岩手ではおなじみの光景。「メジャーでも1年目からそういう姿が見たいです。新しい環境で佐々木投手がさらに大きくなれるんじゃないかと」と想像を膨らませた。

 早大で六大学野球でも活躍した父の影響で「小さい頃から野球をテレビでも球場でも見ていて、近い存在でした」。大学時代は東京・恵比寿にあった「MLBカフェ」でアルバイトも経験。店内映像や接客を通じ、大リーグの魅力にはまった。

 ドジャース・大谷の今季の投手復帰は、玄人目線で見ている。「打者専念の昨季は走塁の可能性を広げたので、これをどう投手に還元していくのか楽しみです」。昨季はキャリアハイの59盗塁。本職の投手だからこそ相手投手の癖を見抜くこともできたが、今度はそれを投球に生かすことができる。「例えばクイックモーションが凄く速くなるとか。こうしたら走者は走れないだろうとか、感じたところがあるはずです」

 ただ、一番注目しているのは「華やかなプレーが好き」という“推し”のパ軍の右翼手タティスだ。パ軍カラーのブレスレットを放送中も身に着けることもあり、「仕事は全MLB選手を、プライベートでは一ファンとしてタティス選手を推しています」と語った。

 今季は3月18、19日に東京ドームでド軍とカブスが開幕シリーズを戦う。「大谷さん、山本さん、朗希投手、今永さん、鈴木さんの日本選手の対決はもちろんですが、まずはメジャーの試合を日本で見られることが一番楽しみです」。豊富な野球知識と持ち前の明るさで、2年目の25年も大リーグの魅力を伝えていく。(取材・柳原 直之)

 ◇三宅 絹紗(みやけ・きぬさ)1995年(平7)11月2日生まれ、東京都出身の29歳。19年にフェリス女学院大学を卒業し、岩手めんこいテレビ入社。生活情報番組などのキャスターを務め、23年12月に退社してフリーに。趣味はミュージカル鑑賞など。乗馬ライセンス5級取得。

 ≪昨年球宴現地取材 大谷に聞いたのは…≫三宅アナウンサーは昨年7月にテキサス州アーリントンで行われたオールスター戦を現地取材した。ヤンキースの主砲ジャッジや新人王に輝いたパイレーツの剛腕スキーンズらを英語でインタビュー。レッドカーペットショーでは大谷への質問にも成功したが、「40度を超える暑さと赤いカーペットを見ていたら目がチカチカしてしまい、“何でカーキ色を着用しているんですか?”と聞いてしまいました」と苦笑い。大谷も「え?茶色ですよ。デコピンカラーです」と笑い、インタビューは和やかな雰囲気に包まれたという。

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