西武のラミちゃん 勝利の方程式入りゲッツ!「どの条件でも」守護神・平良につなぐ
スポニチアネックス / 2025年1月30日 5時31分
西武の新外国人選手4人が29日、埼玉県所沢市の球団施設で入団会見を行った。最速156キロ右腕のエマニュエル・ラミレス投手(30)は愛称を「ラミちゃん」とファンにアピールし、2月1日のキャンプインを前に勝利の方程式入りを誓った。
つかみはOKだった。緊張した面持ちだったラミレスが、その時ばかりは愛くるしい笑顔を見せた。ファンからの愛称を求められ「ラミちゃんって呼んでもらえればうれしい」とアピールした。
ドミニカ共和国出身の1メートル88右腕。最速156キロの直球とスプリットが武器で、ブルペンの一角として期待される。「ロングでも短いイニングでも、どういった状況でも投げられる。チームの勝利に貢献できる場面で投げられるように」と抱負。背番号56の新しいユニホームに袖を通し、日本での活躍を誓った。
「ラミちゃん」といえば、ヤクルト、巨人などで活躍しDeNAで監督を務めたアレックス・ラミレス氏。通算2017安打、380本塁打の強打はもちろん「ゲッツ」ポーズなどのパフォーマンスでも人気を集めた。「西武のラミちゃん」にもヒーローインタビューなどでの一発芸に期待がかかる。
「魚が自慢。海も山もとても美しく、カカオ豆が人気でたくさん生産している」というドミニカ共和国のプエルト・プラタでは自然に囲まれ育った苦労人だ。18歳だった12年11月にパドレスと契約も、マイナーを渡り歩き、メジャーデビューは29歳となったマーリンズ時代の昨年。救援で15試合、20回2/3を投げて21三振と高い奪三振能力が魅力だ。同じく新加入で160キロに迫る直球が武器の2メートル1の長身右腕ウィンゲンターとともに、守護神・平良につなぐ勝利の方程式入りへの期待がかかる。名前に勝利を意味する「ウィン」が入った右腕も「かなり気合を入れたピッチングになると思うので、その辺も見ていただけたら」と共闘へ意気込んだ。
昨年の救援防御率3.41はリーグワースト2位。最下位からの逆襲へ、頼もしい2人の救援助っ人が間もなくチームに合流する。(福井 亮太)
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