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MLB公式 日本人3本柱のスプリットを徹底分析 朗希の落差は大谷と同じ約83センチ「凶悪な球種」

スポニチアネックス / 2025年1月30日 17時3分

FOXスポーツのインスタグラム(@foxsports)から

 大リーグ公式サイトが29日(日本時間30日)、今季からドジャースで3本柱として期待される大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)、佐々木朗希投手(23)が武器とするスプリットについて徹底分析した。

 大リーグ公式サイトの「スタットキャスト」メンバーのデービッド・アドラー氏が「ドジャースの3投手が野球で最も厄介な球種で市場を席巻した理由」との見出しで記事を掲載。「メジャーリーグでスプリットが台頭しており、ドジャースが市場を独占しています。スプリットは、2024年に、ピッチトラッキング時代の2008年から続くどのシーズンよりも頻繁に投げられました。そして、2025年シーズンを迎えるにあたり、ドジャースは世界で最も危険なスプリットを3つ持っているかもしれません。それは、彼らが現在、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希を投手陣に揃えているからです。スプリットは、多くの偉大な日本のエースの代名詞的な武器であり、2023年のWBCでチームジャパンを勝利に導いた後、再会したロサンゼルスの3人組は、もしかしたら、その中でも最高のスプリットを持っているのかもしれません」とした。

 アドラー氏は「スプリットはマスターする価値のある球種」と紹介。「昨年、どの球種よりも低い打率と長打率を許しました。それぞれ、わずか.201と.314です」と昨季大リーグでスプリットが最も被打率が低かったとのデータを示した。

 また、3投手のスプリットの落差や動き方も比較。大谷の落差は33インチ(約83.82センチ)、動く幅は5インチ(約12.7センチ)。山本の落差は31インチ(約78.74センチ)、動く幅は10インチ(約25.4センチ)。佐々木の落差は大谷と同じ33インチ、動く幅は1インチ(約2.54センチ)だった。

 アドラー氏は大谷のスプリットは真っすぐ落ちるのに対し、山本は「よりサイドスロー気味に投げるようになりました。スプリットの腕の角度は、ポストシーズンではシーズン最低の41度でしたが、故障者リスト入りする前の6月にはシーズン最高の46度でした。これにより、彼は球種に水平方向の動きをより多く加えることができました」とリリースポイントの位置が低くなったことでシンカー気味に落ちる軌道が大きくなったと紹介した。

 佐々木のスプリットについては「90マイル以上の速度で、凶悪な動きをするスプリットを投げ、100マイル以上の速度の速球から投げると空振りを誘発することができます。そして、打者がストライクゾーンに入っても空振りをし、ストライクゾーンから外れていればさらに空振りをしやすい球種は、まさに凶悪な球種です。佐々木のスプリッターは100マイルを超える速球よりもさらに、彼がメジャーリーグで大きな可能性を秘めている最大の理由です」と分析した。最後には「佐々木、山本、大谷のスプリットを並べて見られるのは素晴らしいことです。ドジャースのスプリットは、2025年に野球界を席巻するかもしれません」と締めくくった。

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