新潮社“名物執行役員” 文春の記事訂正に私見 フジ会見に臨んだ記者たちも「ずさんだなと」

中瀬ゆかり氏

　新潮社出版部執行役員の中瀬ゆかり氏（60）が30日、TOKYO　MX「5時に夢中！」（月～金曜後5・00）に生出演。芸能界を引退した中居正広氏（52）を巡る報道について言及した。

　番組では中居氏のトラブルを報じるとともに「週刊文春」がフジテレビ社員A氏の関与をめぐり、記事を訂正したことを紹介。文春側が橋下徹氏からの指摘を受けて、訂正したことも取り上げた。

　この話題について編集者としての見解を問われた中瀬氏は、「A氏が連絡して（X子さんが）呼ばれたとなっていた第一報と、第二報で中居さんから連絡が来てA氏も呼ばれたとなっていたのを見て“あれ？なんか設定が変わってるんだけどな”と思った」と、橋下氏同様に記事の内容の変化に気づいていたことを明かした。

　「そこで文春は前回からこういうふうに変わりましたとは書かずに、橋下さんの言葉を借りればしれっと上書きした」ことを問題としながらも「でもその記事を読んでいれば、あ、中居さんが呼んだんだっていうのは誰でも読み取れるようにはなっていた。ということは、あの（フジテレビのやり直し）記者会見で、みんな第一報だけで（第二報の）記事を読まずに質問していた」と指摘した。

　「文春のソースに乗っかってる以上、普通は何か質問しようと思ったら、そこを丁寧に読んでおくじゃないですか。なのでみんな本当に紙は読まないんだなと思いました。（第二報を）読まずに（会見で質問を）やっていたとしたらそっちもずさんだなと思いますけどね」と会見に臨んだ記者たちにも“問題”があったと私見を述べた。