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卓球五輪2大会連続メダリスト・丹羽孝希との契約解除 Tリーグ岡山が発表 賭博容疑で書類送検

スポニチアネックス / 2025年1月30日 17時53分

丹羽孝希

 卓球Tリーグの岡山リベッツは30日、丹羽孝希(30)との契約を解除したと発表した。丹羽は海外のオンラインカジノサイトで賭けをしたとして、1月20日付で千葉県警に賭博容疑で書類送検されていた。任意の事情聴取で容疑を認めており、書類送検には起訴を求める厳重処分の意見が付けられた。

 容疑は23年初夏、国内からオンラインカジノサイトに接続し、暗号資産(仮想通貨)を元手に賭けをした疑い。警視庁がオンラインカジノの決済代行業者を摘発したのをきっかけに、全国の利用者が捜査される中、千葉県在住の丹羽の関与が浮上した。

 岡山は公式サイトで丹羽について「チームと選手との契約に基づき、双方合意のうえ契約解除」とし、岡山の羽場誠代表取締役は減俸処分(100%減額、無期限)、白神宏佑監督は減俸30%(25年1月30日~2025年12月31日)となった。

 今後の対応と再発防止策については「丹羽選手本人への確認し、本件は仮想通貨を用いたオンラインカジノの利用によるものであり、2023年8月以降は利用していないこと、また借金はしていないことが確認されております。また、利用のきっかけはインターネット広告を通じたものでありました。当チームでは所属選手全員に対して聞き取り調査を実施し、他の選手が同等サービスを利用していないこと、また丹羽選手からの勧誘等がなかったことを確認しております。当チームとしては、今後このような事態が再び発生しないよう、選手および関係者に対するコンプライアンス教育をさらに徹底し、倫理意識の向上に努めてまいります。健全なスポーツの発展に向け、チーム一丸となって取り組んでいく所存です。改めまして、本件により多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます」とした。

 丹羽は17歳で12年ロンドン五輪に出場。男子団体で16年リオデジャネイロ五輪は銀、21年東京五輪では銅メダル獲得に貢献した。22年11月に国際大会から引退。所属する岡山で国内中心に選手活動を続けていた。

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