東大出身タレント「週刊誌はずるいしフジ上層部は下手」 文春訂正問題で「気を付けないといけないのは」

伊沢拓司

　東大出身のタレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司（30）が29日、TBS「news23」（月～木曜後11・00、金曜後11・58）に出演。芸能界を引退した元タレント・中居正広氏（52）の女性問題を巡る報道で、週刊文春がフジテレビ社員A氏の関与についての記事内容を一部訂正したことについてコメントした。

　番組では週刊文春編集部、フジテレビのコメントとともに街の人の意見も紹介。「直すくらいなら書くな」「メディア全体が信用できなくなっている」などの厳しい声が上がった。

　伊沢は「週刊誌はずるいですしフジテレビ上層部も下手だし、というところですよね。人の人生を大切にせずに企業内倫理が歪んでいるという対応ばかりになっているから、本質的な“人の人権を守る”というところからずれていくばかり」とフジテレビの一連の対応も併せて批判。

　「気を付けないといけないのは、Aという事実が嘘だった時にじゃあBが本当なんだ、とならないことが大事で。分からないという状態に我々はもう少し慎重に対応するべきなのかなと。分からないことはあるし、本人たちが分からないことを望んでいる部分もある」と“真実”の結論を急ぎ過ぎる風潮を指摘。

　そして「SNSに思い込みを書いてしまうことは忌むべき週刊誌と同じようなことになってしまう可能性もある。人の人権を踏みにじってしまうことがあるというのは重々我々気をつけたい」と持論を語った。