C大阪FWチアゴ・アンドラーデ「少し速いだけ」 最高速度は何とJ未踏の時速36キロ!

練習で汗を流すC大阪FWチアゴ・アンドラーデ　

　今季新加入のC大阪MFチアゴ・アンドラーデ（24）が、宮崎キャンプ総仕上げとなる2月1日の練習試合（対戦相手非公表）で“日本デビュー”する可能性が高まった。「いわゆる試運転だね。パパス監督からは“出場を考えている”と話された。今はそのつもりで準備しています」。この日はシュート練習などでコンディション向上に努めた。

　最大の武器は、そのしなやかな足だ。「少し速いだけだ」と笑ったが、トップスピードは「36キロを計測したことがある」。18年にトラッキングデータがスタートしたJリーグでは、同年のDF鈴木大輔（当時柏）の35・9キロが最速。J最速男を襲名する可能性があるだけではなく、世界的にみてもフランス代表FWエムバペと肩を並べる異次元の速さだ。

　昨季はCリーグの深セン新鵬城足球倶楽部でプレーし、公式戦24試合3得点3アシストをマークした。「Jリーグがアジアナンバー1のリーグであるのは間違いない。ここでやっていくためには、コンディションを上げないといけないと強く意識している」。昨シーズン終盤に負傷した影響を考慮して、ここまで慎重に体を作ってきたが、もう問題はない。

　「本当に激しい試合になる。そういう試合こそサッカー選手冥利に尽きるし、とにかく勝つのみ」。ここから練習試合を重ね、リーグ開幕G大阪との“大阪ダービー”へ仕上げていく。