阪神・佐藤輝 沖縄合流初日からアクセル全開柵越え6発！外野挑戦も意欲的「“行け”と言われたら行く」

半袖にパーカー姿で練習に臨む阪神・佐藤輝（撮影・大森　寛明）

　全身からやる気がみなぎっていた。この日から沖縄先乗り自主トレに合流。練習が始まった午前10時ごろには冷たい風も吹き付けた。多くの選手たちがパーカを着込んでウオーミングアップをする中、阪神・佐藤輝は鍛え上げられた両腕を露出したノースリーブ姿で登場した。

　報道陣から「半袖でしたね」と声をかけられると、「半袖じゃないですよ。ノースリーブです」と笑い飛ばした。順調な調整ぶりを物語っていたのは表情だけではなかった。初の屋外フリー打撃では39スイングで柵越えは6本。「やっぱり外で動くのは良いですね」。右翼方向にある防球ネット（通称アレ・ネット）を越える推定飛距離130メートルの特大弾も放つなど、快音を連発。キャンプインへ向けた仕上がりぶりを披露した。

　藤川新監督を迎え、気持ちを新たに臨む今季。指揮官が示した複数ポジション制にも早速呼応した。指令を受けて、春季キャンプには外野手用のグラブも持参。入団1、2年目には外野手としても出場しており「僕も“行け”と言われたら全然行きます。2年間外野手をやったので、外野を守れるというところは見せられたら」と挑戦に意欲を示した。キャンプ初日からもやる気満々でアクセル全開。5年目シーズンも貪欲に挑戦し続ける。（山手　あかり）