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千代の富士お手本に「負けない相撲」のために豊昇“流”構築が急務

スポニチアネックス / 2025年1月31日 4時39分

豊昇龍

 数場所前までの豊昇龍は相手に合わせながら抜群の運動神経で対処するスタイルを得意としていた。ライバルとして切磋琢磨(せっさたくま)した霧島同様、「自分の形を持たない」「器用貧乏」。そう形容されるのがふさわしかった。しかし、相手の勢いを利用した強引な投げはケガを誘発する。ケガが増えたことにより「攻める」相撲への転換を余儀なくされ、昨年の秋巡業から意識的に前に出る稽古が増えた。

 激しい突っ張りや足腰の強さを生かした土俵際の逆転などは叔父の朝青龍譲りだが、挑戦者から受けて立つ立場になってイメージ一新の変革期が到来した。以前は「形のないのも自分の形」と容認していた師匠の立浪親方(元小結・旭豊)も「そろそろ自分の形を持ってもいいかな」とさらなる進化を要求する。

 最近は左の差し手を有効に使えるようなスタイルを模索。体つきも似ている千代の富士の前まわしを引いての速攻をお手本にする。初場所2日目の翔猿戦では右上手を引きつけて一気の攻め。八角理事長(元横綱・北勝海)に「千代の富士さんみたいになってきた」とうならせた。新横綱が掲げる「負けない相撲」を心がけるためにも、豊昇“流”構築が急務だ。(特別取材班)

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