「クジャクのダンス」ほとんどの視聴者は気付けなかった…あの人気俳優の出演「え？」「なぜあんな事に」

金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」第1話。刑事・赤沢正（藤本隆宏）（C）TBS

　女優・広瀬すず（26）が主演を務めるTBS系金曜ドラマ「クジャクのダンス、誰が見た？」（午後10・00）第2話が、31日に放送される。初回終了後、視聴者を騒がせた人気俳優の今後の登場に注目が集まっている。

＜以下、ネタバレあり＞

　原作は女性漫画誌「Kiss」（講談社）で連載中の浅見理都氏の同名作品。物語は主人公の女子大学生が、2人で暮らす元警察官の父が殺されることから始まる。父が遺した手紙には“冤罪”の文字が…現在と過去の2つの事件が複雑に交錯していく本格サスペンス。この手紙を基に、弁護士と事件の真相を追っていく。脚本は「半沢直樹」などを手掛けた金沢知樹氏が担当。広瀬にとっては、初の本格サスペンスドラマ主演となる。

　クリスマスイブの夜に、唯一の家族だった父・春生（リリー・フランキー）を殺害された心麦（広瀬）。警察官だった父の同僚・赤沢正（藤本隆宏）の必死の捜査の結果、春生殺害の容疑者として、遠藤友哉（成田凌）が逮捕される。遠藤友哉は、過去に父・春生が担当していた22年前の東賀山事件の死刑囚として服役中の遠藤力郎の一人息子だった。殺害動機は明白かと思われたが、父の遺した手紙と現金を行きつけのラーメン屋の店主・染田進（酒井敏也）から受け取った心麦は「私が誰かに殺されたとして、以下に挙げる人物が逮捕・起訴されたとしたら、その人は冤罪です」と記されている中に遠藤の名前を見つける。そして「下記の弁護士に頼んでその人の弁護を依頼してください」と、弁護士・松風（松山ケンイチ）の名が。心麦は松風の事務所を訪ね、紆余曲折がありながらも一緒に事件の真相を追うことに――という展開だった。

　豪華キャストによる熱演と先の読めない展開で大きな話題を集めた初回。視聴者の考察が過熱する中、エンドロールに人気俳優の「野間口徹」の名があった。

　野間口は放送後にXを更新し「気付いた方もいらっしゃいますが『クジャクのダンス、誰が見た？』にチラチラと映り込んでおります」と告白。「今期、事前に言えない感じの出方をしてる作品ばかりですみません。チェックお願いします」と呼びかけた。

　この投稿には「気付かなかった」「ホットスポットは温泉に入ってましたね　クジャクのダンスは気づかなかった」「エンドロールでお名前見かけて、え？え？ってなって2周目拝見しております」「気付きませんでした　録画で探してみます！」と、驚く声が上がった。

　一方で、鋭い視聴者からは「見ていましたが、冒頭すぐにわかりました！」「何故あんな事に」「作品の中で野間口さんを見つけると、闇深さを感じずにいられません」という声も。

　野間口は同作で、22年前の東賀山事件の被害者「林川さん一家」の写真に登場している。東賀山事件は、心麦の父殺害容疑で逮捕されている遠藤友哉の過去に迫る重要な事件で、野間口は今後の物語の鍵を握る人物となるかもしれない。

　初回のラストでは、心麦の前に現れた週刊誌記者・神井（磯村勇斗）が“心麦は春生（リリー・フランキー）の娘ではないのでは？”と衝撃の一言を突きつける――というところで幕を閉じた。あちこちに散りばめられた“伏線”を見つけようと、視聴者の考察が止まらない同作…注目の第2話は、きょう31日午後10時から放送される。