ロッテ新外国人が入団会見 3年ぶり復帰のゲレーロ「105マイル出したい」

＜ロッテ石垣島＞入団会見を終え吉井監督から激励されるサモンズ（左）とゲレーロ（右）（撮影・長久保　豊）

　千葉ロッテマリーンズは31日、春季キャンプ地の沖縄県石垣市で新外国人ブライアン・サモンズ投手（29＝前タイガース）、3年ぶりに復帰するタイロン・ゲレーロ投手（34＝前エンゼルス傘下）の入団会見を開いた。

　吉井監督は「サモンズ選手は先発として期待しています。ゲレーロ選手には救援で頑張ってもらおうと思っています」と起用法を明言。マイナー通算165試合登板のキャリアを持ち、昨年7月にメジャーデビューしたサモンズは「このチームの一員として勝利に貢献できるように、自分自身の全力を出し、今シーズンやっていきたい」と抱負。ゲレーロは「また、このチームに戻ってこられて、本当にうれしい。自分の持ってる力を100％出して、2022年以上に良い成績を残していければ」と意気込んだ。

　サモンズは直球の平均球速が91・5マイル（約147キロ）ながらカットボール、スライダーなど5種類の球種を操る左腕。具体的な数字は掲げなかったが、「チームに勝ちを与えるチャンスをつくれるような投球をしていきたい。それが1年間の目標」とした。30日にはZOZOマリンを視察。名物の強風にも「僕が育ったところもビーチの近くで、すごい風が吹いてるところをだったので、しっかりと適応できる、順応できると思ってます」と自信を示した。

　22年に49試合登板で3勝3敗3セーブ、24ホールドの結果を残した長身右腕のゲレーロは「60試合登板」を目標に掲げ、「どんな場面で起用されても自分の持っている力を出してチームの勝ちに貢献していきたい」と断言。「できれば105マイル投げられたら」と日本プロ野球最速記録更新にも意欲を示した。