中居正広氏引退当日にノーコメント貫いた盟友・岡村隆史 複雑な胸中吐露「いろんな思いあるけど…」

「ナインティナイン」の岡村隆史

　お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史（54）と矢部浩之（53）が30日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン（ANN）」（木曜深夜1・00）に生出演。フジテレビが27日に開いた10時間超の“やり直し会見”に触れた。

　2018年3月に終了したフジテレビの長寿バラエティー「めちゃ×2イケてるッ！」でも度々共演するなど、ナイナイの2人にとって長年にわたる親交があった元タレントの中居正広氏（52）。そんな盟友の女性トラブルに端を発してフジテレビのあり方が大きな社会問題となり、激震は今なお続いている。

　特に岡村はプライベートでも一緒に出掛けるほどの親友関係にあり、中居氏が芸能界引退を発表した23日深夜のANNではナイナイ、そして岡村の発言に注目が集まった。

　だが、岡村は番組冒頭で「いろいろありますが、こういう時こそ通常放送。普通に、いつも通り、楽しいラジオ…になればいいなというように思っております」と話し、中居氏について語ることはなかった。

　あれから1週間が経過し、「10時間！」と声をそろえた第一声で番組を始めた2人。岡村が「記者会見、見ました」と複雑そうな声で切り出すと、矢部も「見た見た」と続いた。

　「時々、見ましたけども…」（岡村）「しんどかったぁ！」（矢部）「しんどかった！」（岡村）「見るほうもしんどいよね」（矢部）「長かった。4時ぐらいから始まったんですよねぇ」（岡村）「そうそう」（矢部）「さすがに僕、次の日のこと考えて記者会見途中で寝ましたもん」（岡村）と振り返った2人。

　会見翌日の仕事先で関係者に「どんな終わり方したん？」と聞いたという岡村。「あのあと、まだやってたんや…と思って」との言葉に実感がこもったのも無理はなかった。

　そして、壮絶な記者会見を見た感想について「凄いね」（岡村）「凄い。凄いよ、あれは」（矢部）と言い合ったあとで、岡村は「いやいや、もう…。なんかいうと、こっちがまた。リスキーじゃないですか。生放送で、ラジオで、これいうと、どうせまた今日もなんか言え、なんか言えってパソコンの前にぐわーっと」と警戒。

　矢部が「だから、何いうても、どの角度から言っても炎上するようになってんね」とすると、岡村は「言えへんかっても炎上するって先週分かりました」とコメントしなかったことがネットで叩かれたことを嘆いた。

　「え？こっちもあかんの？」とノーコメントすら叩かれる事態に困惑する岡村。中居氏の名前は最後まで出さなかったものの「いろんな思いあるけど…」とし、その先の言葉を飲み込んだ。

　「これ、ようできたシステムや」という矢部に「ようできたシステムというか、それでもあかんの？って…」と岡村。

　「こんな時やからこそっていうたけど。それもあかんねや…っていう。ずっとやってきてんけどね。こういう時こそ普通にラジオをお届けしましょうってのはいろいろある時に言ってきたんですけども。日頃聞いてない人が聞いてるからギーッ！ってなって“言わへんのかいっ！！！”って叩かれてしまった」と落ち込んでいた。