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広島・新井監督 実績組も「横一線」!サバイバル春季キャンプのゴング鳴る「がっつり競争してもらう」

スポニチアネックス / 2025年2月1日 5時47分

ミーティングに臨む広島・新井監督(手前)

 プロ野球はきょう1日、セ・パ12球団が宮崎、沖縄で一斉にキャンプイン。若手中心に組んだ広島の1軍は1月31日、46選手が1次キャンプ地の宮崎・日南に入った。就任3年目に臨む新井貴浩監督(48)はミーティングで「競争は昨年よりも厳しくなる」と宣言。豊富な実績と経験を持つ秋山、菊池とて例外ではなく、苛烈なサバイバル第1章のゴングが鳴る。

 

 新幹線とチャーターバスを乗り継いだ4時間超の大移動。1次キャンプ地の宮崎・日南に入った新井監督は、宿舎でのミーティングで「昨年の悔しさを持ち続けて優勝、日本一に向かって頑張ろう」と選手に訓示し、改めてこう宣言した。

 「競争してもらうから。昨年よりも厳しくなると思うし、シビアになると思う」

 1軍参加46選手の中には豊富な実績と経験を持つ秋山、菊池、さらにはチームの中核を担いつつある小園、坂倉もいるが、彼らとて例外ではない。指揮官は「横一線」と強調した上で、小園を例に挙げてポジション争いの方針を説明した。

 「小園は基本サードになると思う。ただ侍(ジャパン=昨年11月のプレミア12)ではセカンドもやったし、そこはキク(菊池)と競争になるのかな。今は、はっきり言えない。決まっていないから」

 V争いを勝ち抜く強い選手を育て、世代交代を推し進める今春。例年だと、時期や仕上がりに応じて1軍に合流させていた松山、会沢、田中、野間ら2軍始動組にも昇格条件に内容、結果を求めており、過去の成績がどうこう…は通用しない。

 「結果を出した人、いいものを見せた人になっていくから。この人がここ(のポジション)というのは、今からじゃないかな」

 1次キャンプ中に予定する紅白戦は8、9日の2試合。課題の得点力不足を解消するため、昨秋キャンプと同様に序盤は打撃練習に比重を置き、若手、中堅には連続ティー打撃を課して鍛え抜く方針だ。指揮官は言う。

 「量は昨年の春より間違いなく増えると思う。振って振って、汗をかかないと覚えられないから量は増える」

 若い力が新たに台頭するのか、それとも実績組が意地を見せるのか。「がっつり競争してもらう」。現有戦力の底上げへ、待ったなし。ポジションを懸けた戦いの火ぶたが切られる。 (江尾 卓也)

 ≪開幕投手も「白紙」≫

 C…栄えある3・28阪神戦の開幕投手は誰か。その争いについても新井監督は「白紙」を強調し、「本当に決めていないし、決まっていない。まずは、いろんなものを見させてもらう」と語った。名乗りを上げているのは床田、森下、大瀬良の3投手。大瀬良は既に5度の経験があるが、前者2人が指名されれば初めて大役を担うことになる。阪神戦の相性を考慮するか?の問いには「年が変わっているから、相性は全く見ない」とキッパリ否定した。

 ≪堂林選手会長は結束を強める≫

 C…選手会長の堂林は、チームの結束を強めることに腐心する。「昨年悔しい思いをしたので、締めるところは締めないといけない。みんなが同じ方向を向いてやる練習もすごく大事かなと思う」。例年より練習量が増えることで、ともに過ごす時間は必然的に長くなる。「周りを見る前に、自分のことをしっかりやっていく。そうすればおのずと周りも見えてくると思う」と自身の行動でナインをけん引していく。

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