京都がJ2愛媛に4発快勝 チョウ貴裁監督は納得顔「積み上げていかなきゃいけないところが出た得点」

京都のチョウ・キジェ監督

　◇練習試合　京都4ー1愛媛（45分×3）（2025年2月1日　サンガスタジアム）

　京都は1日、サンガスタジアムでJ2愛媛との練習試合（45分×3本）を行った。合計4―1の勝利に、チョウ貴裁監督は「自分たちが狙っているというか、積み上げていかなきゃいけないところが出た得点だった。我々は攻撃も守備も全員でやるのがモットー。良い意味で悔しさを持ってFW陣が奮起してもらえれば、どこからも点が取れるチームになる」と両サイドバックが絡み、最後はDF佐藤響がネットを揺らした先制点の形を評価した。

　コンディションの影響で今季加入の元日本代表MF奥川雅也や主将のMF川崎颯太らは出場せず。それでも主力組が出場した1本目は多くの時間で押し込み、何度も『ポケット』と呼ばれる相手ゴールエリア脇のスペースを取ってチャンスを作った。「良い時間帯で1点にとどまらずに2点、畳み掛けていきたい」。指揮官は決定力とラストパス精度の向上を見据えた。

　リーグ開幕戦で対戦する岡山のスカウティングが視察する前で、新戦力のMFジョアン・ペドロやDFパトリック・ウィリアムもポテンシャルの高さを披露。「きょうは無理をさせてない選手も何人かいた。その選手たちが戻ってくると非常に激しいポジション争いが生まれる」。J1復帰後は16位（22年）、13位（23年）、14位（24年）と優勝争いに加われていないが、今季は台風の目になる可能性が十分にある。