巨人女子野球チームが始動 55番を背負う佐々木秋羽「早くチームに貢献できるように」

ロングティーを行う佐々木

　読売ジャイアンツ女子チームが1日、都内のグラウンドで始動した。今季のチームスローガンは「超えろ！！2025　GIANTS～GO　ONE　STEP　UP～」に決定。5人の新人選手がチームに加わり、新たなスタートを切った。

　花巻東（岩手）で主将を務めた佐々木秋羽内野手は背番号55を背負って巨人のユニホームに袖を通した。ノック、マシン打撃、ロングティーなどのメニューをこなし「充実した時間でした。このユニホームに憧れていたので、早くチームに貢献できるようにと思いました」と初日の練習を振り返った。

　父は同校男子野球部の監督を務める洋氏、兄はスタンフォード大に進学した麟太郎。注目を集める中で、チームに加入した。「初めは緊張したんですけど、先輩たちが優しくしてくれて、リラックスしてできました。55番にふさわしい選手になれるようにしたいです」と意気込みを口にした。

　女子チームを率いる宮本監督は「佐々木は足があるので、それを生かしてもらいたい。1点を取りたいときに、彼女の足に期待したい」とスピードに期待を寄せた。佐々木も思いは同じ。「足が持ち味なので、守備もバッティングも足を生かしてチームに貢献できれば」。初日の最後のメニューは全員での12分間走。「あまり得意ではないんですけど」と言いながらも、歯を食いしばりながら必死に走った。新天地での新たなスタート。持ち味を生かしたプレースタイルで、チームに新風を吹き込む構えだ。（川島　毅洋）