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DeNA27年ぶりセ界制覇へ秘策! 番長考案 セ5球団本拠地マウンド再現ブルペン

スポニチアネックス / 2025年2月2日 5時27分

ユニオンですからスタジアム宜野湾のブルペン(撮影・島崎忠彦)

 【追球ズーム ここにFOCUS】敵地を知ることが、悲願のリーグ優勝につながる。DeNAの宜野湾キャンプに異例のブルペンが導入された。一斉に6人が投げられる足元が、それぞれ微妙に違う。土の種類、傾斜や形状がセ・リーグのライバル球団の本拠地仕様に仕上がっていた。

 オフ期間に、三浦監督が球場管理者の一人、東政敏施設担当に問いかけた。「キャンプで、いろんなパターンのブルペンがあってもいいのではないか」。同氏はすぐ反応した。各球場のデータを集計し、土を取り寄せる手配を行って1月下旬に宜野湾入り。約10日の突貫工事で、マツダスタジアムを除くセの本拠地5球場のマウンドを再現した。ほぼ同じという「横浜&神宮」が2つに、甲子園、東京ドーム、そして今季変更される予定という情報のあったバンテリンドームがA、Bの2種類。濃淡茶色土、黒土など球場によって違う材料や、傾斜、硬さなどを再現した。

 小杉1軍投手コーチに「そこはバンテリン」と言われてブルペン入りした2年目の石田裕は「確かにバンテリンのようだった」と驚き、「甲子園」を使用した守護神復帰を狙う山崎は「あれ黒土?と。まさに甲子園。高校野球も使用するから粘土質ではないんですよね」と感嘆した。

 貯金2だった昨季、東京ドームは4勝6敗1分け、甲子園は4勝5敗と、上位2チームの本拠地で負け越し。4勝9敗と「借金5」のマツダスタジアムは手配が間に合わなかったのは痛恨だったが、敵地での戦いは今季の鍵になる。大原1軍チーフ投手コーチは「違う景色を宜野湾で経験することにデメリットはない。球場別の意識付けになる」と効果に期待した。

 昨年はリーグ3位から26年ぶりの日本一に駆け上がったが、今季の悲願は27年ぶりのリーグ制覇。足元から見直した「セ界制覇ブルペン」で、三浦DeNAが鍛錬を続ける。(大木 穂高)

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