阪神OB会長・掛布雅之氏 大型補強で連覇狙う巨人は「戦力が整っている」今季のセ・リーグは「三つ巴」

阪神OB会長を務める掛布雅之氏

　阪神のOB会長を務める掛布雅之氏（69）が2日、TBS系「サンデーモーニング」（日曜前8・00）に出演。今季のセ・リーグの展望を語った。

　番組内で田中のキャンプ初日の様子が取り上げられた。日米通算200勝まであと3勝に迫る田中について問われると「僕は復活すると思っています」と印象を語った。

　キャンプ初日に久保康生巡回投手コーチとマンツーマンで打者からボールの出どころが見えづらいフォームに取り組んだことにも言及。「ボールを隠されるとバッターは嫌なんですよ。打つポイントでボールが動くのが一番嫌なので、そのあたりを考えながら調整していくと思う」と話した。

　田中の今季について「彼のコントロールとボールの切れさえ戻れば十分ローテーションで回っていける。復活の1年になるんじゃないですかね。期待しています」とコメント。続けて「ちょっと阪神にとっては嫌ですけどね」と阪神のOB会長の立場としては警戒した。

　番組で共演したマラソン解説者の増田明美さんは巨人ファンだとし「阿部慎之助監督のお父さんは…」と振られた掛布氏は「阿部監督のお父さんは（習志野）高校の同級生で、阿部監督は子供の頃から知っております。大人になったなぁ」と笑顔で話した。

　オフに大型補強を行った阿部監督率いる巨人については「十分連覇する戦力が整っていると思います。阪神、DeNA。このあたりと三つ巴の戦いになるんじゃないですかね。阪神が優勝争いをするのは間違いありません。安心しておいてください」と今季のセ・リーグを占った。