フジドラマ予告急増で「おっはー」注目集める、ネット懐かしむ声続々「笑った」「慎吾ママ」「反応した」

フジテレビ社屋

　フジテレビの人気アニメ「サザエさん」(日曜後6・30)が2日に放送され、ついにスポンサー0となった。ACジャパンのCMも流されたが、同局ドラマの予告が大部分を締め、あるドラマの予告が話題を集めている。

　普段、提供社名が表示されるサザエさん一家が歩いてくる映像では一社も表示されず、最後はタマが家の前を歩く映像が流れた。CMは「アイシー～瞬間記憶捜査・柊班～」（毎週火曜後9・00）、「119　エマージェンシーコール」（月曜後9・00）、「問題物件」（水曜後10・00）、「日本一の最低男　※私の家族はニセモノだった」（木曜後10・00）」など同局ドラマの予告が大部分を締め、ACジャパンのCMもあった。

　その中で注目を集めたのは、香取慎吾主演のドラマ「日本一の最低男　※私の家族はニセモノだった」。予告では、保育園のピンチを救うためにボランティアとして働きだした香取が、園児に「おっはー」とあいさつ。園児たちのポカンとした表情がシュールに描かれた。

　「おっはー」は香取が扮するキャラクター「慎吾ママ」が広めたあいさつ。「おっはー」を多用したシングル「慎吾ママのおはロック」（2000年）はミリオンセラーを記録すなど大ヒットし、「おっはー」は2000年の新語・流行語大賞の年間大賞にも輝いた。ネット上では、「“おっはー”笑った」「おっはーに反応してしまった」「おっはー強いわ」「慎吾ママ」「慎吾ちゃんのおっはー」など多くの反応があった。

　中居正広の女性トラブルにフジテレビ編成幹部が関与したとの報道などを巡り、同局へのCM差し止めを決めた企業が続々。同番組の1月12日の放送では8社の社名があったが、同19日の放送では4社に激減。同26日に提供に表示されたのは子供服大手「西松屋」一社だけだった。

　西松屋は同局の2度目の会見から一夜明けた同28日、同局へのCM出稿を見合わせると発表。理由として「当社は、諸般の事情に鑑み、当面の間、フジテレビへのCM出稿を見合わせるなどの対応をいたしますますので、お知らせします」としていた。