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ソフトバンク・柳田に“黄金バット” 「これいいんすよ。めっちゃ重いっす。ぎりぎり満振りできるレベル」

スポニチアネックス / 2025年2月3日 5時3分

フリー打撃をするソフトバンク・柳田  

 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(36)が2日、キャンプ地・宮崎のアイビースタジアムで初の屋外フリー打撃を行い、秘密兵器“黄金バット”を披露した。春季キャンプは15日まで独自調整を許されているS組。それを有効活用し、通常より50グラム重いバットを振り、筋力をつける20代に行っていたトレーニングを復活させた。今季掲げる7年ぶり4度目の30本塁打へ、チーム最年長になったが向上心は尽きない。

 柳田のバットが、金色に輝いていた。S組として15日まで自由調整を許され、この日はA組(1軍)の空き時間を使ったアイビースタジアムでのフリー打撃に挑んだ。いつも以上の声が出ていた。ただ、柵越えは極端に少ない。なぜ?その理由は両手に握るそれだった。

 「これいいんすよ。マスコットなんですけど、めっちゃ重いっす。ぎりぎり満振りできるレベル。940グラムくらい」

 柳田が試合に使うバットは890グラムという。その差は50グラムだが、打者には大きな違いとなる。実際、振り遅れたり打撃ケージから打球が出ない場面も目立った。ただ、表情は結果とは正反対に明るい。

 その違いが生む成果に期待しているからだ。「ちょっと若い頃の練習に戻そうかなと。ずっとやっていなかったんですよ。(年齢を重ねると)やっぱ筋力が落ちるんで。そこを補うというイメージ」。重いバットを振る。ただ、それだけの単純なことだが、20代のころに背番号9の肉体をつくり上げた原点に戻った。10月で37歳になる肉体へ刺激を注いでいる。

 新たな挑戦を可能にしているのは、今春キャンプで初めて導入されたS組だ。柳田や近藤、山川、有原ら11選手は2月15日まで調整を一任されている。柳田はチームとともに宮崎へ入り、キャンプ地で自己流の練習を続ける。この日はA組が取り組む守備練習の邪魔にならないように山川と外野を走り、フリー打撃後は室内で納得いくまで打ち込んだ。プロ15年目。これまでは割くことのできなかった時間で、新たな挑戦をしている。

 昨季は5月下旬に右太腿裏を痛めて4カ月の長期離脱。52試合で打率・286、4本塁打と不本意に終わった。柳田の代名詞は豪快なフルスイングとパワーだ。「もうずっと30本打てていない」と今季、掲げたのは36発を放った18年以来7年ぶり4度目の大台超えだ。15年にトリプルスリーを達成するなど“黄金期”だった20代に少しでも近づくべく、チーム最年長が光輝くバットを振り込む。(福浦 健太郎)

 《球界バット“いろいろ”》

 ☆赤バット 川上哲治(巨人)が使用。首位打者5度、本塁打王2度、打点王3度など数々のタイトルを獲得し“打撃の神様”と称された

 ☆青バット セネタースなどで活躍した大下弘が使用。首位打者、本塁打王を3度ずつ獲得。1試合7安打の日本記録は今も破られていない

 ☆金バット 日本ハムの新庄剛志が2005年のオールスター第2戦で使用。代打で登場し、球審から「これ木か?」と聞かれる。予告ホームランのポーズを決めるも二ゴロ凡退。

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