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阪神・木下が初ブルペンで“不気味ストレート”披露「一個の武器」 捕手・栄枝もビックリ「予測できない」

スポニチアネックス / 2025年2月3日 5時16分

ブルペンで投球練習する阪神・木下(撮影・北條 貴史)

 阪神ドラフト3位・木下(KMGホールディングス)が、捕手すら軌道を予測できない“不気味ストレート”を披露した。今キャンプ初のブルペン入り。捕手を座らせた状態で35球を投じた。最速156キロの速球派らしく、力強いストレートをミットに突き刺したが、受けた栄枝を驚かせたのは、球威ではなく軌道だった。

 「(栄枝から)球が動いていると。なんか不気味だけど、いい感じと言われました。(自分でも)なぜ曲がるのかわからない…」

 自身も困惑する“魔球”。不規則な動きをしても、球威は失われずにミットに届くことが特徴だ。投手を始めた福岡大1年時からその特異性に気づいており、「最初は変えたいと思っていた」ときれいな軌道を追い求めたが、すぐに思い直したという。

 「自分にとって一個の武器。きれいな球筋よりは打ちにくいかなと思うので。そこをしっかり生かしていけたら」

 栄枝は新人右腕のムービングファストボールの特徴を、同じく動く直球を持つ村上と比較して説明した。「(動く直球の中でも)村上はきれいに真っスラする。木下の場合は打者の手元までどんな動きをするかわからない。伸びてきたり、落ちてきたり。予測できない」と目を丸くした。

 驚いたのは栄枝だけではない。他球団007は早くも“不気味ストレート”に警戒心を強めた。ヤクルト・松井光介スコアラーはブルペンで投げた才木らよりも「(木下が)一番目立っていましたね」と明かした。目を引いたのはやはり、不規則に動く直球だった。「見ていて、ちょっと動いてい

そうな感じがあった。球自体も強い」とうなった。

 捕手をも惑わすムービングファストボールの使い手が望むのは、開幕1軍だ。「いい時のフォームで投げられている」。初ブルペンで早くもアピールに成功。あとは実戦で真価を発揮する。

   (松本 航亮)

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