ロッテ・ドラ1西川 初の屋外フリー打撃でバックスクリーン直撃弾!柵越え13本

鬼に囲まれ取材を受ける西川（撮影・長久保　豊）

　ロッテ・ドラフト1位の西川（青学大）が今キャンプ初めて屋外でのフリー打撃を行い、93スイングで13本の柵越え。「久しぶりに外で打ったので気合が入りました」と振り返った。

　即戦力ルーキーのバットから次々と快音が響く。ラストの93スイング目から放たれた打球はバックスクリーンを直撃した。明るい未来を予感させる一発。「追い風もあったと思うけど、しっかりと捉えられていたので、そこは良かったかなと思います」と笑った。

　前日のキャンプ初日は雨。この日の全体練習は室内練習場での打撃練習だったが、個別練習で屋外での特打が課された。「とにかく強い打球。低く、強い打球を飛ばそうと思った」と言葉通りの打撃。見守った栗原打撃コーチも「今日は室内の打撃が本当に良かった。その感覚で特打に行って、同じように打てた」と目を細めた。

　3冠王を3度獲得した落合博満、青学大の大先輩である井口前監督と同じ背番号6で、右の強打者の系譜を継ぐ男は「まだ70点ぐらい」と自己採点。期待は膨らむばかりだ。（大内　辰祐）