太田光代社長 前代未聞ラーメン味プロテイン誕生舞台裏にあった 所属タレントへの愛情とは「注意を」

「タイタン」太田光代社長

　スポーツニッポン新聞社は芸能事務所「タイタン」の太田光代社長（60）と協力し、前代未聞の豚ラーメン味のプロテインを共同開発した。体重120キロ超で「バキバキ童貞」が売りの人気芸人ぐんぴぃ（34）の健康サポートを目的とした企画。試作を重ねた結果、ぐんぴぃが「マジでうめぇ！」と絶賛。商品化が決定した。2日夜から始まった限定予約販売の大反響に、太田社長は「こんなおいしいプロテインを作れるとは思わなかった」と感動している。

　芸能界屈指の人気YouTubeチャンネル「バキ童チャンネル」（登録者数180万人）を運営するぐんぴぃ。今回共同開発された商品はその名も「バキ童プロテイン　豚ラーメンマシマシ風味」（1袋14食分、3980円）。

　通常のプロテインはシェーカーを振ってから飲むが「バキ童プロテイン」はお湯を注いでラーメンスープとして“食べる楽しみ”を味わえるのが特長だ。

　前代未聞のプロテイン誕生の舞台裏には、太田社長の所属タレントへの愛情があった。

　きっかけは2年前。ぐんぴぃが日本テレビ「大病院占拠」で主要キャストを演じて話題となった中、映画「怪獣ヤロウ！」（現在公開中）で初主演する話が浮上。ここ数年で20キロ以上も太ったことを心配した太田社長が「何とかダイエットさせたい」と、本紙の担当記者に相談。ダイエット動画の制作を始めたが、一向に改善しないため行動確認したところ、ウオーキングを始めたが、夜中に大好物のラーメン二郎を毎日のように食べにいっていることが分かった。

　「注意しても止められない」と苦悩する太田社長はスポニチ編集局と本気で作戦会議。根本的な問題は「痩せたい」と思って軽い運動も始めたのに、夜中に濃厚な豚ラーメンを「食べたい」気持ちを抑えられないメタボ鉄板の葛藤だった。

　「だったら濃厚な豚ラーメン味のプロテインを作れば、本人もやる気が出るのでは」――。この突拍子もないスポニチからの提案に太田社長は「それは凄い。いいアイデアですね」と大笑い。「でも、そんなの作れるの？」と一同我に返ったが、誰もやったことのない挑戦だから面白い。前代未聞のプロテイン開発に共同で乗り出すこととなった。

　だが、開発は難航。製造できる工場が見つからず頓挫したが、身体検査でぐんぴぃの内臓年齢が83歳であることが判明。お笑いコンビ「春とヒコーキ」を組む相方の土岡哲朗（32）が「このままでは死んじゃうよ」と本気で心配する姿に、太田社長が「土岡のことも考えなさい！」とぐんぴぃにダメ出し。一方で「好きなものだと続けられる。何としてでも豚ラーメン味を作りましょう」と号令をかけ、新たに「おいしく健康サポート」をテーマにプロジェクトを再始動。製造工場を探し出し、試作を何度も重ねて“豚ラーメンマシマシ風味”を完成させた。

　≪ホエイとソイ“W配合”≫

　▽バキ童プロテイン　豚ラーメンマシマシ風味　消化吸収が早く筋肉の成長を助ける「ホエイプロテイン」と、吸収が緩やかでダイエット効果が期待できる「ソイプロテイン」の2種類のタンパク質を配合。溶けやすい独自製法によって、一般的なプロテインと違いシェークが不要。お湯を入れてかき混ぜるだけで、ダマにならず滑らかなスープが完成する。

　≪まさか女性ウケ!?「バキ童チャンネル」≫2日夜に配信された「バキ童チャンネル」では、ぐんぴぃが「バキ童プロテイン　豚ラーメンマシマシ風味」の完成を告げ、豚ラーメン味のプロテインと紹介。お湯を注いで試食すると出演者は一様に「うまい！」と喜んだ。「春雨を入れてOLのランチにいいかも。女性ウケしそう」の声も上がり、ぐんぴぃは「なんで先にプロテインが女性に受けるんだよー」と悔しがった。視聴者からは「うまそう」「注文しました」「絶対買う！」など絶賛が続出した。