桐朋の秀才二刀流・森井翔太郎はアスレチックスとマイナー契約 信念貫きメジャー昇格目指す
スポニチアネックス / 2025年2月3日 7時17分
高校通算45本塁打で、投手としては最速153キロの桐朋(東京)の森井翔太郎内野手(18)がアスレチックスとマイナー契約を結んだ。日本でも高く評価されてドラフト1位候補とまで呼ばれた逸材は、メジャー挑戦への信念が最後までぶれることがなかった。
森井と初めて出会ったのは昨年4月。春季大会を終え、最後の夏に向けた取材で出向いた。当時から進路に注目が集まり、その際も森井は「メジャーリーグで活躍するためにその道を模索しています」ときっぱり。将来、海の向こうで活躍することを大前提に進路を考えていた。
その後にプロ志望届を提出した目的も、メジャー球団のスカウトとの接触機会を設けるため。NPB12球団に対して意思表示の文書も送っていた。自ら退路を断ち、本気でメジャーで成功する覚悟の強さを感じた。
メジャーからは計9球団ものオファーが届き、契約球団決定の際も自らの考えを貫き通した。高卒でのメジャー挑戦を決めた昨年9月から「3年でのメジャー昇格」と言い続けてきた。大谷、山本、そして、佐々木も契約したドジャースも獲得に名乗り出ていたが、伝統的に低予算で若い選手を積極起用し、出場機会をより早くつかむことができる可能性のあるアスレチックスを選択。28年にはネバダ州ラスベガスに本拠が移転することが決定しており、新本拠地ではチームの顔と呼ばれる存在に成長している可能性も十分にある。
二刀流では昨季「50―50(54本塁打、59盗塁)」を達成した大谷が大先輩。その存在を「追い続けたい理想像」と尊敬しつつ、「大谷選手とは違い、自分は最初から米国にいるのが強み。一緒だと思わず、自分だけの強みになる部分を探していきたい」と、二刀流の新たな先駆者となることも見据えている。偏差値71を誇る進学校から生まれた逸材が、日本野球界にどのような影響を与えるか今後も注目したい。(記者コラム・村井 樹)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本球界とMLBの“埋まらぬ差” 逸材が続々流出、米メディア指摘「はるかに高い価値」
Full-Count / 2025年1月18日 15時48分
-
“成功例”は3人だけの狭き門 2.3億円でアスレチックスと契約も…18歳に立ちはだかる壁
Full-Count / 2025年1月17日 7時30分
-
桐朋の“二刀流”森井翔太郎 2億3300万円でアスレチック入りの衝撃…直メジャー時代到来で人材流出加速
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月16日 11時32分
-
森井翔太郎、アスレチックスへ マイナー契約、東京・桐朋高から
共同通信 / 2025年1月16日 8時27分
-
森井翔太郎、アスレチックスと2.3億円でマイナー契約 「遊撃兼投手」で二刀流…球団発表
Full-Count / 2025年1月16日 5時39分
ランキング
-
1【卓球全日本】中学生ペアが史上初の準V 岩井田駿斗「100点満点」 中野琥珀「来年は2位から1位に」…男子複
スポーツ報知 / 2025年2月2日 21時18分
-
2鹿島3人置き去りのゴラッソ未遂「めちゃキレキレ」 21歳ルーキーに覚醒の予感「誰だ!?」
FOOTBALL ZONE / 2025年2月3日 7時20分
-
3ロバーツ監督 大谷翔平の投手復帰は5月頃と示唆 「開幕の東京シリーズでは投げない」
日テレNEWS NNN / 2025年2月2日 15時49分
-
4スキーW杯複合、葛西春香が3位 3試合総合の「トリプル」最終戦
共同通信 / 2025年2月3日 0時32分
-
5【F1】角田裕毅レッドブル昇格の可能性が急転復活 ホーナー代表が方針転換「明らかに候補だ」
東スポWEB / 2025年2月3日 5時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください