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肩と肘、2つの大きな手術から復帰する大谷翔平 通常なら困難な道のりでも周囲が楽観的である理由はなぜ?

スポニチアネックス / 2025年2月3日 10時39分

ファン感謝イベントに出席した大谷翔平

 ロサンゼルス・タイムズ紙のコラムニスト、ディラン・ヘルナンデス記者が2日、ドジャースの大谷翔平投手(30)が25年に2つの大きな手術から完全に復帰できるのかどうかについてコラムで言及した。

 通常、肩の手術から復帰する打者には不安がつきまとう。過去にドジャースでプレーした外野手、マット・ケンプとコディ・ベリンジャーは、ともに肩の手術後に違和感を抱え続けた。加えて、2度目のトミー・ジョン手術から復帰する投手には大きな期待は持てない。ウォーカー・ビューラーは昨年その試練に直面し、公式戦は1勝6敗、防御率5.38だった。

 過去に2度の肘再建手術を受け、元のレベルまで回復した先発投手は、レンジャーズのネーサン・イオバルディとカブスのジェームソン・タイヨンの2人だけだと言われている。大谷はその両方を乗り越えようとしている。大変困難な道のりだ。

 それでも多くの人々は、大谷が再び特大の本塁打を放ち、100マイルの速球を投げ続けると、当然のように考えている。同僚のフレディ・フリーマンは「そうならない理由が見当たらない」と断言する。その理由は去年のワールドシリーズ第2戦で左肩を部分脱臼したにもかかわらず、わずか2日後の第3戦に出場したからだ。「普通なら、肩を脱臼して何かを断裂したら、腕を頭上に上げることすらできない。でも、ニューヨークでのワークアウト日に、彼は普通に腕を上げていた。どうしてこんなことができるんだって思ったよ。だから、翔平なら何が起きても不思議じゃない」。

 大谷はドジャースの優勝パレードが行われた4日後、左肩の関節唇の修復手術を受けた。肩は関節の構造が入り組んでいて複雑。大谷自身も、可動域を広げるためのリハビリに肘の手術よりも苦労したと明かした。ただケンプやベリンジャーと違うのは、彼らが利き手側の肩を手術したのに対し、大谷は「引き手側」の肩を負傷したこと。デーブ・ロバーツ監督は「左打者である翔平にとって、右肩の負傷はそこまで大きな懸念ではない」と言う。既にティー打撃を開始しており、打球速度は100マイルを超え、チーム内で最も速いそうだ。

 2度目のトミー・ジョン手術からの復帰については、ロバーツ監督は「まだ大まかなプランしか立てていない。キャンプでブルペン投球をしてから、時期を決めていくことになる」と言う。大谷が最後にマウンドに立ったのはエンゼルス時代の23年8月。同9月に手術を受けた。18年のMLBデビューイヤーにも同じ手術を受けたが、20年の短縮シーズンで無理に復帰を試みた結果、わずか2登板でシーズン終了となった。今回は慎重なリハビリを続けている。

 期待と不安の中で迎えることになるキャンプ。だが大谷は自らの状態に楽観的な見方を示し、フリーマンはじめ周囲も心配していない。「彼は常識を超えたことを成し遂げてきた。打って、投げて、それぞれの分野でMLBトップクラスの成績を残している。だから、何も不可能だとは思わない」。ヘルナンデス記者は、大谷なら不可能を可能にするのも当たり前と見ている周囲に改めて驚いている。

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