女子バスケ日本代表 ゲインズ新HC「世界の尊敬取り戻す」 就任会見で選考基準3カ条掲げた
スポニチアネックス / 2025年2月4日 5時3分
バスケットボール女子日本代表のコーリー・ゲインズ新監督(59)が3日、都内で就任会見を行った。28年ロサンゼルス五輪に向け、全敗で1次リーグ敗退したパリ五輪からの再建を託され、銀メダルを獲得した21年東京五輪のように再び世界からの「尊敬」を取り戻すことを約束。新体制で挑む初の主要大会となる7月のアジア杯(中国)へ、選考基準となる新たな3カ条を掲げ、若手も積極的に招集する意向を示した。
柔和な表情から熱い言葉が次々と発せられた。ゲインズ監督は「女子日本代表のスタンダードを取り戻す。東京五輪と同じ位置にまで戻したい」と宣言。具体的な目標こそ明かさなかったが「世界から失ったリスペクト(尊敬)を取り戻したい。必ず成し遂げられる」。屈辱のパリからのV字回復を誓った。
指導経験豊かで日本にも通じる適任者だ。16年に女子代表のコーチを務め、22年から男子のトム・ホーバス監督の右腕として23年W杯で五輪出場権獲得に貢献。現役時代は日本リーグのジャパンエナジー(現ENEOSグループ)でプレーしており「来日して初めてプレーした時から日本のバスケをもっと成長させたいと思っていた」と語った。
目指すスタイルは「オーガナイズ(組織化)されたカオス(混とん)」。速いスピードで強度の高いプレーを仕掛け、相手から主導権を奪う。そのために、機動力やシュート力など必要スキルを兼ね備えた若手育成、起用が急務。(1)ハイエナジー(活力)(2)コンシステンシー(継続性)(3)プレー・ハード(一生懸命さ)の選考基準3カ条を示し「この3つを持つ選手を探していく」と力説。本場の米国でプレーする新戦力の発掘にも注力する。
既に大学生代表を視察し「若く可能性のある選手を見つけることができた」と手応えを語る。新体制で挑む初の主要大会は7月のアジア杯。「結果を求めるのはもちろん、若い選手をどう融合させて経験を積ませていくか」。日本を知り尽くした指揮官が、理想をどう具現化させていくか楽しみだ。
◇コーリー・ゲインズ 1965年6月1日生まれ、米カリフォルニア州ロサンゼルス出身の59歳。現役時代はシューティングガードで最高峰のNBAネッツ、76ersなどでプレー。指導者として女子のWNBAマーキュリーを率いて優勝に導いた経験があるほか、NBAでも八村塁(現レーカーズ)が在籍した当時のウィザーズなどでコーチを歴任した。祖母が日本人。1メートル90。
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