仏レンヌ・30歳FW古橋 5大リーグ日本人フィールド最年長デビュー 連係不足には反省「成長しないと」

試合後、サポーターに勝利を報告する古橋亨梧（スタッド・レンヌの公式X＝@staderennais＝より）

　◇フランス1部　レンヌ1ー0ストラスブール（2025年2月2日）

　フランス1部レンヌに加入した日本代表FW古橋亨梧が2日、1―0で制したストラスブールとの初戦で先発デビューした。30歳での欧州5大リーグデビューは日本人のフィールド選手史上最年長となった。古橋が抜けたスコットランド・プレミアリーグのセルティックでは同FW前田大然（27）がマザーウェル戦で1得点2アシストと活躍。3―1の勝利を支えた。

　古橋がレンヌでのデビュー戦で3トップの中央を任された。日本人フィールド選手としては最年長の30歳13日で5大リーグにたどり着き「もう一つギア上げて成長しないと。今からでも伸びると証明できたら」と強調した。

　敵陣の深い位置でDFと駆け引きを繰り返したが、前半43分に放った唯一のシュートは枠の外。周囲との連係不足で決定機がないまま後半21分に退き「もっと迫力を持って抜け出せば（味方の）視野に入ると思う」と反省した。監督の交代直後のチームは5戦ぶりの勝利を挙げたが「個人として結果が欲しいので、もっともっとやり続けないと」と力を込めた。

　セルティック時代は4季連続2桁得点を記録も22年W杯カタール大会出場を逃すなど日本代表には定着できなかった。26年W杯北中米大会を視野により高いレベルの5大リーグでステップアップを図り「ここでもまれることでまた違った自分を出せる」と訴える。今季残り14試合での目標は「10点」。W杯切符は自ら勝ち取る。