中日・井上監督が連日の鬼ノック 38歳の涌井らに「試行錯誤したがるのもいいところ」

中日・井上監督のノックを受け、ヘトヘトの（左から）斎藤、涌井、柳（撮影・椎名　航）

　中日・井上監督が連日の鬼ノックだ。メイングラウンドの遊撃の位置で構える涌井、柳、斎藤に、約40分にわたり猛打を浴びせた。

　「（38歳の）涌井が3日目でノックを受けるというね。当初は松山だったが、“松山は怖いから外して。代わりは投手コーチが決めて”と伝えたら、ワク（涌井）！？と俺も思ったけどね」

　捕り損ねれば半回転を加えたジャンプスクワットなどの罰則付きだが、3人が監督のイメージカラーであるピンク色のTシャツ姿で挑戦するなど明るい雰囲気。涌井らが仕込んだネタに、指揮官も「試行錯誤したがるのもいいところ」と歓迎した。

　井上監督は「選手には“ビンビン来るものを見せて”と言っているが、浸透している」と手応えを口にした。

　≪ドラ2吉田は大丈夫≫

　D…ドラフト2位・吉田（西濃運輸）が一部別メニュー調整となった。前日に井上監督がノックを打つ特別メニューで右ふくらはぎ付近がつり、松葉づえで球場を離れていた。井上監督は「本人は全然大丈夫なのですが、トレーナーが“昨日の今日ですし”と言うのでね。次のクールくらいからブルペンに入ったりすると思います」と問題なしを強調した。