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【筑後鷹】育成2年目・佐倉侠史朗 ソフトバンク近藤&ヤクルト村上を参考にスイング改造中

スポニチアネックス / 2025年2月4日 6時3分

ソフトバンク・佐倉侠史朗

 高校通算31発の実績を引っ提げて入団したソフトバンクの育成2年目・佐倉侠史朗内野手(19)は現在スイングを改造中だ。昨年のパ・リーグ首位打者で、23年には本塁打王、打点王の2冠を獲得した近藤健介外野手(31)、22年に史上最年少で3冠王に輝いたヤクルトの村上宗隆内野手(25)のスイングを参考にしている。強打者のエッセンスを取り入れ、軸となるフォームをつくり上げる。

 105キロの体から繰り出すフルスイングにはロマンがいっぱい詰まっている。入団2年目を迎えた佐倉がタイトルホルダーから吸収しようと取り組んでいる。「打てる選手は何かしらいいところがある。特に近藤さん、村上さんのバッティングはよく見ています」と飛躍のヒントを探っている。

 ともに同じ左打者で重心をやや低くして打つ共通点がある。昨季のパ・リーグ首位打者の近藤は、一昨年は本塁打王、打点王の2冠に輝いた。村上は22年に史上最年少22歳で3冠王になったセ・リーグ屈指の打者だ。「タイミングの取り方だったり、スイングの軌道を少しでもまねできたら」。これまでのフォームに2人のスイングの良い部分を生かした形を目指している。

 昨年はプロの壁にぶつかった。高校通算31発の打棒が期待されて入団したが、4月に右肩の肉離れのため戦線離脱。復帰後は3、4軍の非公式戦76試合に出場して打率・254、学生時代からこだわってきた本塁打は3本に終わった。「ここぞの場面で打てなかったですし、打つのが自慢で入ってきて、評価されるところは少ないと思う」と厳しく自己分析する。

 打撃に対する考え方に変化が生まれた。プロ入りまでは日によって感覚の違いが多少あるため「バッティングを固定する概念がなかった」。だが、それではプロのレベルでは結果を出せないと考えるようになった。「自分の悪いところを見つけやすい」と軸となるスイングをつくって戦うのが現在の理想だ。

 高校時代は1年秋から4番に座り、甲子園に3度出場。佐々木麟太郎(花巻東、現スタンフォード大)や前田悠伍(大阪桐蔭、現ソフトバンク)らと「高校ビッグ4」と評された。ポテンシャルは疑いようがない。「強打者がそろっている中で少しでも足跡を残すこと」。打って、打って支配下登録への道を切り開く。 (杉浦 友樹)

 ≪守備も地道に強化≫

 佐倉は守備について「嫌いなタイプです」と正直に語る。ただ打つだけではチャンスはつかめないと自覚しており、地道に強化している。シートノックでは三塁に入り白球に食らいつく。「基本的なことができないと上にはいけない。まだまだレベルアップしないと」と意欲的に話した。

 笹川4軍内野守備走塁コーチと室内練習場でマンツーマンの居残り練習をすることがルーティン。相撲の股割りの体勢からネットに向かってボールを何度も投げる。「下半身を使って投げないといけない。下半身が強くなれば捕球も良くなる。プラスして上半身を連動して使えたら」と反復練習する日々を送っている。

◇佐倉 侠史朗(さくら・きょうしろう)2005年(平17)11月3日生まれ、福岡県出身の19歳。九州国際大付では甲子園に春夏合わせて3度出場。23年育成ドラフト3位でソフトバンクに入団。1メートル83、105キロ。右投げ左打ち。背番号129。

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