中畑清氏 オリックス・舜平大は15勝できる!体つきは岩隈、ボールは松坂の剛球
スポニチアネックス / 2025年2月4日 5時33分
【キヨシスタイル!】凄い。感動したよ。オリックスがキャンプを張る宮崎・清武。山下舜平大が圧巻の投球を見せてくれた。
ごっついイメージだった体から余計な肉をそぎ落とし、シャープな体に変身。楽に投げているように見えるのに、えぐい球が来る。一緒に見ていた福良淳一GMと「おお!」を連呼したよ。体つきは岩隈久志で、ボールは松坂大輔の剛球といった感じかな。安定感もある。60球ほど投げて、1球たりとも抜けた球はなかった。ケガさえなければ15勝。私が保証するよ。
1軍で鮮烈デビューしたおととしは9勝3敗、防御率1.61をマークしながら、山本由伸(現ドジャース)という大黒柱が抜けた去年はポスト由伸の重圧もあったのかな。腰を痛めて3勝6敗、防御率3.38の成績に終わった。出直しの今年。若手中心のB組でキャンプインしたのは「故障明けで無理はさせたくない」という首脳陣の配慮らしい。シャープな体つきと剛球。今年が本当の勝負の年になるという覚悟と意気込みがヒシヒシと伝わってきたね。
舜平大だけじゃない。広島からFAで獲った九里亜蓮、現役ドラフトで中日から来た鈴木博志(登録名は博志)もいる。去年は故障者続出に泣いたオリックスだけど、質、量ともに豊富な投手陣。先発とリリーフ陣、左右のバランスもいい。勝てるチームだと思ったね。
即戦力じゃないけど、ドラフト3位の山口廉王(仙台育英)、育成3位の上原堆我(花咲徳栄)の高校生ルーキーも将来が楽しみな素材。台湾から来た陳睦衡(チェン・ムーヘン)も面白い。インプットしておきたいね。
宮崎からスタートした今年のキャンプ取材。毎日充実してたな。1日はあいにくの雨だったけど、OB会長を務めさせてもらっている巨人の木の花ドームに行ってさ。マー君の復活に懸ける覚悟を感じさせてもらった。
2日に行った生目の杜のソフトバンク。30歳過ぎの脂の乗り切った野手が多く、内外野のレギュラーはほぼ固まっている。課題は巨人にFA移籍した甲斐拓也の穴をどう埋めるかだね。次はキャンプ後半に沖縄を訪れたい。実戦に入る時期。新しい発見を楽しみにしたいな。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)
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