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楽天ドラ1・宗山 26年WBC“内定” キャンプ視察の侍・井端監督「1年後、期待しているよ」

スポニチアネックス / 2025年2月4日 5時33分

坂道ダッシュする宗山(左)と黒川(撮影・木村 揚輔) 

 楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(21=明大)が3日、沖縄県金武町での春季キャンプを視察に訪れた侍ジャパン・井端弘和監督(49)から大会連覇を狙う26年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の正遊撃手候補に指名された。目前で改めて「20年に一人の遊撃手」と称される華麗な守備を披露。プロデビューを前に早くも“侍内定”を思わせる期待の言葉を向けられた。

 再会の時間はわずか十数秒でも、思いは伝わった。井端監督から「1年後、期待しているよ」と声をかけられた宗山は端正なマスクをほころばせた。

 日本ハム、阪神に続いて井端監督が楽天キャンプを視察。宗山は走塁練習を終えたところで三塁ベンチ前へあいさつに向かった。昨春の欧州代表との強化試合では大学生ながら侍ジャパンのトップチームに選出。「大学1年の頃から見ていた」という井端監督は来春WBCでの招集について「自分が就任して、その可能性があると思ったので昨年大学生で呼んだ。もう頭の中に入っています」と明言し、「当然(楽天で)レギュラーで出てもらうこと。まずはショートであれば守備だと思うので重点的に見たい」と前提条件を続けた。

 井端監督が目を光らせた守備練習で宗山は華麗なフィールディングを披露。かつて中日で荒木との「アライバコンビ」で名をはせ、ゴールデングラブ賞に7度選出された名手は「グラブの位置が変わらないのは彼の良さ。(打球に)合わなくてもジタバタしない。あの若さで我慢ができるのはなかなかいない」と絶賛した。

 事実上の“内定”を示唆するように1年後のイメージまで膨らませた。WBC連覇を狙う26年大会は東京ドームでの1次ラウンドを終えた後、準々決勝以降が米国開催。準決勝から日本を離れた前回23年大会よりも1試合増える米国球場での戦いを見据え、「楽天(の本拠地)は(内野も)天然芝なので、その辺(の対応)を見られるのは非常にありがたい」と具体的な想定を交えて期待を寄せた。

 宗山は昨春の強化試合では「右肩甲骨骨折」を負っていたため練習参加のみで出場はなかった。改めて侍ジャパンについて「もちろん目指していくところの一つ。いずれそこで中心になっていけるようにという思いはもちろんある」と言い切った。井端監督が言い残した「来年、十分に入って来られるポテンシャルを持っている」という予告を現実のものにするつもりだ。(花里 雄太)

 ▽侍ジャパン遊撃手候補 井端監督が23年10月の就任後、国際大会で起用した遊撃手は3人。同年11月の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」で広島・小園に全4試合を任せた。昨年11月の「プレミア12」では小園を二塁に回し、オリックス・紅林、西武・源田を起用。前回23年のWBCで正遊撃手だった源田は今年32歳で、就任時から二遊間の若返りを課題に掲げている。

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