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巨人・岡本 マラカス弾!キャンプ初屋外フリー打撃で8本柵越え 回旋力上げるRMTクラブ導入

スポニチアネックス / 2025年2月4日 5時33分

器具を手にする岡本(撮影・白鳥 佳樹)

 「シン・オカモト」がベールを脱いだ。巨人・岡本和真内野手(28)が3日、宮崎キャンプで初の屋外フリー打撃に臨み、左翼席上段に設置された横断幕の横に着弾する特大弾を含む8本の柵越えで順調な調整を示した。昨年11月のプレミア12を腰痛で辞退。オフから続けるマラカスに似た道具を使った回旋力を上げる新トレーニングの効果を見せつけ、不安を一掃した。

 岡本は巨大な“マラカス”を手に下から上へ何度も振り上げた。今キャンプ初の屋外フリー打撃に臨むにあたっての準備だった。打撃ケージ裏で入念に体の使い方を確認。バットに持ち替えると、力感のないスイングで広いサンマリンの左中間席や左翼席上段に軽々と運んだ。「風に乗りましたね」と謙遜した51スイングで8発。「しっかり振ろうと思った。チェックしながら打てた」と好感触だ。

 新トレーニングの効果が表れた。ケガ明けで「このクールはちょっと我慢してやりたい」と慎重に滑り出した中での強打連発。下地をつくっているのが、中に重りが入ったマラカスのような形をしたトレーニング器具「RMTクラブ」を使用した練習だ。重りによって動的な負荷が加わり、野球やゴルフなど回旋パワーを必要とする競技トレーニングに有効。自主トレでも打撃練習前に同器具を使って一つ一つの動作を丁寧に確認しながらの日々を過ごしていた。

 昨秋のプレミア12を「左第5腰椎分離症」のため辞退。オフは「これでもかというぐらい(動くのを)我慢した」という。CSファイナルSで敗退してからバットを振らなかった2カ月間は体の使い方を見直し、胸郭の動きなどを意識したトレーニング中心の生活。その中の一つが“巨大マラカス”で、キャンプ地にも持ち込んだ。

 1月28日から3日間の先乗り合同自主トレはティー打撃のみ。キャンプも2日目までは屋内打撃にとどめていたため「久々に外で打って楽しかった」と声が弾んだ。最終セットでは6スイングで4発。最後の51スイング目も左翼席へ打ち込んで締めくくり、亀井打撃コーチを「音が違う。楽しみでしかない」とうならせた。

 過去5年常に本塁打王を争ってきたヤクルト・村上が今季終了後のメジャー挑戦を公言しており、国内対決は今季が最後。自らも「目標としている場所」とメジャー志望を持ち、負けられない。「(状態は)まだまだこれからです。頑張ります」。それぞれ本塁打王を3度ずつ。好敵手と雌雄を決する2025年へ、さらなる進化の兆しを示した。(小野寺 大)

 ▽回旋 首や腰を水平にひねる動作のことで、体幹の回旋速度は野球のスイング速度を向上させる重要な要因とされる。「RMT」はRotational(回転)Movement(運動)Training(トレーニング)の略。「RMTクラブ」は重さ1.8キロや3.6キロなどのタイプがあり、1本約3万円で販売されている。

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