【阪神・平田2軍監督語録】「サンタナみたいにならんかなって」 サク越え15発の“コンちゃん”に期待

＜阪神具志川キャンプ＞バッティングを終えたコンスエグラと話す平田2軍監督（右）（撮影・中辻　颯太）

　阪神の平田勝男2軍監督が沖縄・具志川キャンプの第1クール最終日を終え、報道陣に対応した。シート打撃で好投した森木、フリー打撃で豪快なアーチを量産した育成助っ人のコンスエグラなどに言及。以下は一問一答。

　――初のシート。森木が良かった

　「森木、良かったんじゃない。2月1日、キャンプインしてからのブルペンずっといいもん。昨年のフェニックス見た時またバラバラになってるなと思ったのがこのオフとかしっかり取り組んでやってた成果が今のところ出てる。スピードは144にしてももっとこれから精度が上がってくると思うし。コントロールといい、球のキレといい、申し分ないわね。この時期としたら。しっかりとオフやってきたことが出てる」

　――まっすぐで空振りが取れていた

　「（1人目の打者の）福島に最初、まっすぐで空振り。高めのまっすぐで空振り取れてたもん。今年大いに期待持てるよね」

　――紅白戦も楽しみ

　「登板あるかどうかはっきりと分からんけど。今このままを見せてくれたら十分、藤川監督も期待したくなるよな」

　――原口、糸原も貫禄

　「この辺はもう仕上げてきてるって言わないまでも、それはもう簡単に打ちよるやん。そこは若い選手の見本になってくれるんで。やっぱり良いバッティングしてるよ。凡打でも打ち損じの凡打だし。簡単に打ち取られないもん。まだ初っぱなやで。こんな寒いのに。打席に立つとやっぱり本能やろうな」

　――佐野、町田も安打

　「まあ、ヒット打つにこしたことないけど、彼らはまだこれから。ヒット打つことで上げてきてくれたらいいし。新人はこの4日間は自主トレの延長じゃないけど、ある程度個別もなくやったんで。2クール目くらいから強度をどんどん強度を上げていかなければ行けないんで」

　――コンスエグラが15発の柵越え

　「（風が）フォローとはいえね。ティーの時からスイング良いもん。言ったやろ、だからサンタナみたいにならんかなって。昨日も和田巡回コーチが面白いですよって話してたから。スイングに力があるやん。佐藤輝と同じくらいのヘッドスピードがあるわけで。スローイングも良いもん。外野守って。今日はじめてシートノック入っても良い球ずっと投げよるやん。楽しみよこれ。あーいうのが育成で化けてくれれば面白い存在になると思う」

　――スイングスピードは数値的に一緒？

　トライアウト受けてきたんでしょ。アナリストが一緒に行ってるやん。そういうスイングスピードとか全部チェックして、今の時代（選手を）獲るやろうから。良いスイングしてるなっていったら『スイングスピードが佐藤輝に匹敵するくらいの早さがあります』って（アナリストが）言ってくれたんだよね。

　――ノーステップなところがサンタナにそっくり

　「そりゃフリーバッティングやから。ただやっぱ魅力があるやん。いろんなことで慣れていって将来的に面白い存在になるものは持ってるよ。スイング綺麗だもん。全然クセがないもん」

　――監督も積極的にファンサービスも

　「いやーやっぱりね、こんだけ具志川にね、ファンの人たちが来るなんて想像してなかったんで。ましてやこの寒いのにね、たくさんファンが来てくれて寒い中、待っとくのも、ファンの人大変よ。俺でよかったらね、1人でも多くサインをしてあげたら喜んでくれるなら、うれしいやん。みんな、沖縄以外から、沖縄の人もいるかもしれんけど沖縄以外からね、大阪や東京やいろんなとこから、タイガースファンが来てくれて喜んでくれればね。全員にはそれはできないかもしれんけど」

　（自ら）

　「まあ、冗談抜きでね、第1クール、無事にいいキャンプ、第1クールだったんで。2クール目にまたね、期待してください。あの、紅白戦もあるし」