G大阪が開幕ダービーに向けて調整開始 FWウェルトンは練習に現れず

ゲーム形式の練習でボールをキープする宇佐美、中央で見守るポヤトス監督

　G大阪が4日、吹田市内の万博グラウンドで公開練習を行った。1日まで沖縄キャンプを行い、大阪での練習は初めて。沖縄キャンプから合流したFW宇佐美貴史（32）は全メニューをこなした。

　1日のJ2長崎との練習試合を欠場したFWウェルトン（27）はコンディション管理のためグラウンドに現れなかった。MFファンアラーノ（29）はボールに触らず、DF半田陸（23）はボールを蹴っていたが別メニューで練習した。ただ、半田は「明日から合流します」と笑顔を見せて14日のC大阪との開幕ダービーには間に合う見込み。「アラーノもウェルトンも大したことない」と話す関係者もいるが、特にウェルトンは開幕までの10日でコンディションを整えることができるのか微妙だ。

　練習の最後は3チームに分かれて小さいコートでのゲーム形式で締めた。ボランチを務めるMF鈴木徳真（27）、MFネタラヴィ（28）、MF倉田秋（36）、MF美藤倫（22）は別ビブスをつけて2人が入って攻撃に専念。ボールを捌いた。やはり、MFダワン（28）の移籍で空いた穴を埋めることが急務なのだ。

　MF鈴木は「誰と組むかは監督が決めることですから」とコンビがどの選手となっても問題ないと話す。「今季はもっと得点に絡んでいきたい。ゴールでも、アシストでも、10得点には絡みたい」と攻撃面の目標を掲げた。古巣のC大阪とのダービーマッチが開幕戦。「ここまでやってきたことを見せる必要がある試合。勝てばチームもサポーターも上がっていける試合」と静かに闘志を燃やしていた。