本橋麻里さん「感慨深い」 初の首都圏＆アリーナ開催の日本選手権を喜び

本橋麻里さん

　◇カーリング日本選手権第3日（2025年2月4日　神奈川・横浜BUNTAI）

　昨年8月に選手活動の休止を発表したロコ・ソラーレ代表の本橋麻里さんが、男子の1次リーグC組に参戦しているロコ・ソラーレのコーチボックスから試合を見守った。SC軽井沢クラブとの一戦は4―6で敗れて1勝1敗となったが、「凄くいい試合だった」と笑顔で振り返った。

　今大会は日本選手権として初の首都圏開催であり、アイスアリーナで行われている。全8日間のチケットは開幕前には完売するなど盛況を見せており、長年日本カーリング界をけん引してきた本橋さんも「会場は完璧。世界にいつ大きな大会が来てもできるぞと見せられると思う。感慨深いというか、やっとだなという思い」とカーリング先進国に近づいたことを喜んだ。

　自身はチーム青森時代の2度を含め、選手として五輪3大会に連続出場し、18年平昌大会ではロコ・ソラーレの一員として銅メダルを獲得した。選手活動を休止する決断を下しており、今大会の舞台に立ちたいかと問われると、「ないですね（笑い）」と未練はない模様。チーム運営責任者として、3大会連続出場を目指す女子のロコ・ソラーレを含めてサポートに徹する考えだ。