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ソフトバンク・上沢、先発“5番目の男”内々定 小久保監督がブルペン投球絶賛「レベルが高いな」

スポニチアネックス / 2025年2月5日 5時1分

ブルペンで投げ込むソフトバンク・上沢(撮影・岡田 丈靖)

 米国帰りの右腕が“5番目の男”としての開幕ローテーション入りに前進した。ソフトバンクに新加入した上沢直之投手(30)が4日、今春キャンプ2度目のブルペン入り。小久保裕紀監督(53)は高いレベルの投球、仕上がりを称賛し、先発7枠のうちの5番目に名前を挙げた。メジャー挑戦から国内復帰した16年に最多賞タイトルを獲得した和田毅球団統括本部付アドバイザー(43)からも太鼓判を押された。

 第2クール初日の6日に31歳の誕生日を迎える上沢。68球を投じた30歳ラストのブルペン投球を「寒さもあって力強さはなかったですね」と振り返ったが、小久保監督からは高いレベルの仕上がりを称えられた。

 「レベルが高いなという印象を受けましたね。クイックの精度や変化球の切れ、変化量を含めて感じました」

 この日が最終日だった第1クールの総括中に、2度のブルペン入りをいずれもチェックした指揮官が自ら上沢の名前を出した。さらに開幕ローテーション入りを明言している有原、モイネロ、スチュワート、昨季8勝で4番手が有力な大関に続く“5番目の男”として言及。「先発に関しては4枚がある程度決まっている中で実績ある上沢が加わり(残り)1枠、2枠の競争は厳しい。チーム内の競争がない限り、発展はない。いいことではある」と話した。

 鷹のレジェンド左腕からも太鼓判を押された。前日3日に和田毅球団統括本部付アドバイザーと約30分間、話し込んだ際に「後ろから見てる感じは大丈夫そうだね」と伝えられ、ここまでの取り組みの方向性を確認できた。メジャー挑戦を経験し、復帰初年度の16年に15勝を挙げて最多賞のタイトルを獲得した和田アドバイザーから「彼の力、レベルからすれば全然できる」と21年に日本ハムでマークしたキャリアハイ12勝を上回る成績を期待された。

 次の第2クールからは投手陣のフリー打撃登板、投内連係など実戦を想定した練習が始まる。この日初めてボールを受けた正捕手候補の谷川原は「変化球の精度がいいし、直球が吹き上がる。楽しみ」と打者との対戦でバッテリーを組むのを心待ちにした。新天地で上々のスタートを切った上沢。「(谷川原は)投げやすかったし、和田さんからもアドバイスをいただけた。まだまだ完璧な感じではないけど、より良い状態にしていきたい」。今後さらにギアを上げていく。(井上 満夫)

 ○…メジャーから国内復帰1年目に先発で活躍し、2桁勝利を挙げた投手は過去5人。伊良部秀輝(レンジャーズ→阪神)は03年に13勝、石井一久(メッツ→ヤクルト)は06年に11勝、黒田博樹(ヤンキース→広島)は15年に11勝、和田毅(カブス→ソフトバンク)は16年に15勝、有原航平(レンジャーズ→ソフトバンク)は23年に10勝をマーク。直近の2例はソフトバンク勢で、上沢も続くことができるか。

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