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丸がスパイ!? 広島・大瀬良“戸郷フォーク”習得意欲 投げ方、握り方伝え聞き本格着手

スポニチアネックス / 2025年2月5日 5時1分

キャッチボールをする広島・大瀬良(撮影・平嶋 理子)

 広島・大瀬良大地投手(33)が宮崎・日南キャンプ第1クール4日目の4日、“戸郷フォーク”の習得に意欲を示した。元同僚の巨人・丸から戸郷の投げ方や握り方を伝え聞いた。今季は21年以来、4年ぶりの2桁勝利を狙う12年目右腕。既にフォークは持ち球の一つながらウイニングショットの進化へ向けてライバルの宝刀を手に入れる覚悟だ。 

 大瀬良はうれしいプレゼントを受け取っていた。それは“戸郷フォーク”の極意。元同僚の巨人・丸から伝え聞いた投げ方、握り方を参考に習得へ向けて本格着手した。早速、キャッチボールでも試投を開始した。

 「投げた感じは、まだ分からない。明日(5日に)ブルペンで投げてみてどうかなと。(丸さんに伝授した自分のカットボールが)戸郷くんまでいったらしいので、(丸さんに)“じゃあ教えてよ”と連絡した。(丸さんは)“俺スパイみたいになるやん”と言っていましたけど…。丸さんに感謝です」

 既にフォークは持ち球の一つながらもウイニングショットの進化を目指し、ライバルの宝刀を手に入れる決意を示した。事の発端は昨季の球宴。巨人・丸からカットボールの握りなどを聞かれ、伝授した。それから月日が流れ、前日3日に驚きのネットニュースが飛び込んできた。巨人の春季キャンプで昨季12勝を挙げた戸郷が、丸から“また聞き”した自身のカットボールを試投していた報道を目撃。即座に丸に連絡を入れ、今度は逆に戸郷のフォークの握り方などを入手した。

 「(丸さんは戸郷フォークを)すぐに教えてくれた。(人さし指と中指で)挟みすぎないこと。リリースは後ろと(教えてもらった)。ちょっとスライド気味に落ちたり、シュート気味に落ちたり、これを意識的に落とせたら、三方向に落とせることになるから、いいなと思った」

 過去の成功例も背中を押す。数年前に野村(現3軍投手コーチ兼アナリスト)からチェンジアップを伝授された。当初、手応えはなかったものの練習を継続したことで一つの武器となった。

 「練習していくと、“これか”というのが出てくることもある。僕は、(野村)祐輔さんからの(助言で習得した)チェンジアップが、去年の後半戦でやっと理解できて、試合で使えるようになった」

 時に“遊び心”が成果として表れることがある。今季で12年目。どこまでも貪欲な右腕は新兵器の習得へ向けて鍛錬に励む。(長谷川 凡記)

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