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ドジャース・大谷 キャンプ施設で本格始動 珍客乱入に笑顔も5時間みっちり汗

スポニチアネックス / 2025年2月5日 2時32分

キャッチボール中、捕手との間に犬が乱入。そっと近づく大谷だが逃げられ苦笑い(撮影・沢田 明徳)その1

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が3日(日本時間4日)、球団のキャンプ施設で本格始動した。23年9月の右肘手術からの投手復帰を目指しており、キャッチボールや、昨年から力を入れる俊敏性を高めるメニューなど、5時間みっちり汗を流した。11日(同12日)のバッテリー組キャンプインよりも1週間以上も早く、投打二刀流復活へのシーズンをスタートさせた。 

 大谷がアリゾナ州グレンデールの球団施設に現れると、集まっていたメディアと熱心なファンは騒然となった。バッテリー組キャンプインの11日より8日も早く、移籍1年目だった昨年にキャンプ地で始動した5日よりも2日早い。青い練習着姿で、25年シーズンへ走り出した。

 アップを終えると、キャッチボールで変化が見られた。ほとんど見せないノーワインドアップから、スプリット、カーブなどの変化球も、感触を確かめるように投げた。その後は従来のセットポジションからも投げて、約15分間強度を高めた投球を続けた。テイクバックの軌道を何度も確認し、腕を伸ばしきらない「ショートアーム」が、さらにコンパクトになっていた。

 1月にロサンゼルスで発生した山火事の影響で2週間ほど自宅から避難し、同時期にインフルエンザに感染する不運も重なった。「練習はできなかった。避難して、その先で寝込んでいた」。1日にそう明かしていたが、昨年11月5日に受けた左肩関節唇の修復手術も含めて、影響は感じさせなかった。

 途中、珍客乱入のアクシデントも。施設内を駆け回っていたミニチュアダックスフントとみられる小型犬が間に入り、投球を中断した。愛犬家らしく笑顔で近寄ると逃げられたものの、球団施設に入っていくまで優しいまなざしで見届けた。

 5月ごろとみられる投手復帰が待つが、走力トレーニングにも時間を割いた。走行距離、加速・減速など計測するデジタルブラジャーを装着し、ストレングスコーチのトラビス・スミス氏と下半身をいじめ抜いた。チューブで負荷をかけたダッシュや、グラウンドの芝生部分も走り込んだ。「投手として試合で投げていても、もちろんいく準備はしたい」と昨季日本選手最多を更新する59盗塁の「足」にも強い意欲を示しており、2年連続の「50―50」は大谷にしか挑戦権のない勲章だ。

 バットを手に施設に入り、打撃練習は室内で行ったとみられる。「1週間のうち5、6日はトレーニングをしながら。今バッティングもちょうど始まって、強く振っているところ」と1日に説明していた。伝説の24年から、「ワン」ダフルな25年へ。「あっという間だった」というオフは終わり、アリゾナの空の下で始動した。(杉浦大介通信員)

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