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カーリング ロコ・ソラーレ連勝で2次リーグ進出決定「いい試合だった」 反省いかし“コロコロタイム”も

スポニチアネックス / 2025年2月5日 4時17分

<カーリング日本選手権第3日 チーム大阪VSロコ・ソラーレ>第8E、コンシードによってチーム大阪に勝利し、歓声に応える藤沢(左から3人目)らロコ・ソラーレの選手たち(撮影・松永 柊斗)

 ◇カーリング日本選手権第3日(2025年2月4日 神奈川・横浜BUNTAI)

 女子1次リーグA組で、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが2勝を挙げて通算2勝1敗とし、1試合を残して2次リーグ進出を決めた。午前の札幌国際大に10―3、夜のチーム大阪に12―5で快勝。4位以下なら来年のミラノ・コルティナ五輪出場の可能性がついえる正念場の大会で、まずは第一関門を突破した。また同B組ではフォルティウスが唯一の3連勝で2次リーグ進出を決めた。

 初戦で北海道銀行に5―7で敗れてから中1日。連敗ならコルティナダンペッツォが遠のくダブルヘッダーで、ロコ・ソラーレが起死回生の連勝を果たし、一気に2次リーグ進出を決めた。スキップ藤沢五月は「いろいろと試すことができた、いい試合だった」。表情を緩めずに語り、先々の戦いを見据えた。

 札幌国際大戦は第6エンド(E)で大量4得点を奪い、相手が負けを認める圧勝劇。過去2戦で無得点だったチーム大阪には第8Eまで粘られたものの、それも想定内だった。客の入りや客席との距離で変わるアイスの状況を感じ取り、さまざまなショットを試し投げ。藤沢が「日々アイスに向き合っている」と言う通り、9日まで続く戦いに向けて、試行錯誤を重ね続けた。

 初戦でストーンが氷上のごみをかんで意図通りのショットにならなかった反省からか、この日は“もぐもぐタイム”ならぬ“コロコロタイム”も設けた。第5E終わり、かばんから補食とともに取り出したのが、衣類に付着したごみやほこりを取る粘着ローラー。ウエアの上で丁寧に転がし、わずかなマイナス要素をも取り除く念の入れようだった。

 初戦黒星で3大会連続五輪に暗雲が垂れ込めたかに見えたが、連勝でA組では唯一、2次リーグ進出を決めたロコ・ソラーレ。それでも1次リーグの成績は持ち越されるとあって、慢心は一切ない。「去年は2敗してファイナルに上がれなかった。(進出決定も)どうということはない」と藤沢。最終日まで笑顔を忘れず、緻密なロコのカーリングを貫く。(阿部 令)

 ▽五輪への道 日本代表の条件は24年日本選手権優勝(女子はSC軽井沢ク)、25年同優勝、世界チームランク日本最上位かつ24年または25年の日本選手権で3位以内などを満たすチーム。女子最上位ランクは5位のロコ・ソラーレで、今大会3位以内で9月の代表候補決定戦に進出。優勝なら昨年覇者のSC軽井沢クと決定戦で一騎打ち。他チームが優勝なら3チームで五輪候補を争う。国別の五輪出場権は24、25年の世界選手権のポイント上位7カ国に与えられ、逃した場合は残り2枠が決まる12月の世界最終予選で獲得を目指す。

【1次L最終戦で対決の中部電力 18―0の圧倒】

 1次リーグA組の中部電力はチーム大阪を18―0で圧倒して2勝目。スキップ北沢育恵は「アイスの傾向もだんだん分かり、調子が上がっている」と話した。きょう5日の1次リーグ最終戦はロコ・ソラーレと対戦。状況次第で2次リーグに進出できるかどうかが決まる大事な一戦となりそうで、「簡単に勝たせてもらえる相手ではない。ミスをしないように、そして相手がミスしたら攻め切ることが大事になる」と語った。

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