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女子テニス元世界1位の33歳ハレプが現役引退 地元大会で観衆に表明「以前の状態に戻る力はない」

スポニチアネックス / 2025年2月5日 7時33分

引退を表明し、地元ファンへラケットを投げるハレプ(ロイター)

 女子テニス元世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(33=ルーマニア)が4日、現役引退を表明した。

 母国ルーマニアのクルージュナポカで開催中の女子ツアー、トランシルバニア・オープンのシングルス1回戦でイタリア選手に1-6、1-6でストレート負け。試合後にマイクを握ると「悲しいのか、うれいいのかは分からない。両方感じていると思う。でも、私は冷静にこの決断を下した。私は自分に対して常に現実的だった。私の体には以前の状態に戻るほどの力はない」と引退を表明。「そのレベルに戻るのはとても難しく、そこに到達するために何が必要か分かっている。だからこそ、たとえ自分のパフォーマンスがあまり良くなかったとしても、今日はクルージュに来て皆さんの前でプレーし、テニスコートで別れを告げたかったのです」と語った。

 ハレプは08年にプロデビュー。18年の全仏オープン、19年のウィンブルドン選手権で優勝するなどシングルスでツアー通算24勝を挙げ、17年には世界ランキング1位となった。

 22年全米オープンでの薬物検査で禁止薬物ロキサデュスタットに陽性反応を示したが、サプリメントに含まれていた成分が体内に入ったと主張して故意の摂取を否定。テニスの国際不正監視機関ITIAが「故意」と判断して4年間の資格停止処分を科したため、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ異議申し立てを行い、処分期間が9カ月に短縮されたものの、その間に世界ランキングを失っていた。

 ハレプは膝と肩の痛みのため、1月の全豪オープン予選は棄権していた。「復帰するかどうかは誰にも分からないけど、現時点ではここでのプレーが最後。泣きたくない。これは素晴らしいこと。私は世界ラキング1位になり、四大大会で優勝し、ずっと望んでいたことを実現させた。まだ人生は続くし、テニスが終わった後の人生もある」と話した。

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