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帝京科学大が関甲新学生リーグ2部に参戦 盛岡大付出身の厚海倖哉主将「結果を残したい」

スポニチアネックス / 2025年2月5日 18時5分

チームをけん引する厚海主将(撮影・柳内 遼平)

 今春から関甲新学生野球リーグ2部に参戦する帝京科学大が5日、山梨県上野原市内のグラウンドで練習を公開した。同校は生命環境学部、医療科学部、教育人間科学部の3学部があり、野球部員の多くは理学療法士、柔道整復師などの国家資格取得を目指している。強豪・盛岡大付(岩手)出身で、1年生内野手の厚海倖哉主将は「いろいろな方のサポートがあり、リーグに所属することができて凄くうれしい気持ちです。リーグ戦に向けてワクワクしています」と言葉を弾ませていた。

 ユニホームの胸に「TEIKA」。創部は23年4月で、今春からリーグ戦に参戦する若いチームを名門出身の二塁手がけん引する。盛岡大付では2年秋、3年春にベンチ入りを果たすも甲子園の土を踏むことはなかった。それでも厚海は「高校では悔しい思いで終わってしまい、野球を諦められる気がしなかった」と大学でのプレー継続を希望していた。元々、興味を持っていた理学療法士の国家資格取得が目指せる大学で、発足したばかりの野球部があることを知り、帝京科学大への進学を決めた。

 甲子園を目指した盛岡大付で心身ともに鍛えた2年半。野球への情熱、練習への意識は誇れるものがあった。ただ、それだけに発足したばかりの帝京科学大野球部では意識の差に直面した。「自分のことを凄いとかそういう意識はないんですけど、やはり高校とのギャップはありました。目標やモチベーションが違ってしまう面はある。もちろん大学で楽しんで野球をやりたいっていう意見も尊重したい気持ちもあった」と振り返る。昨年はリーグに所属せず、練習、練習試合を繰り返す日々。公式戦を戦う未来が見えない中でも「楽しんでやるためにはやっぱり勝つことが1番。(練習試合でも)結果を残すからこそ、楽しい」と周囲に呼びかけ、チームをまとめた。

 入部からもうすぐ1年。2度目の春は同部初のリーグ戦が待っている。「ずっと2部にいるわけにはいかない。勝つという強い意識を持って結果を残したい」と厚海主将。1部リーグに属する上武大や白鴎大では、盛岡大付時代のチームメートが待っている。(柳内 遼平)

 ◇厚海 倖哉(あつうみ・さちや)2006年2月21日生まれ、福島県郡山市出身の18歳。小3で野球を始め、盛岡大付では主に二塁手として2年秋、3年春にベンチ入りし、甲子園出場はなし。帝京科学大では医療科学部理学療法学科に所属。50メートル6秒6、遠投80メートル。1メートル70、70キロ。右投げ右打ち。

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