韓国で大ブレーク中の歌心りえ 業界初の2レコード会社からメジャーデビュー

メジャーデビューを発表した歌心りえ

　韓国でブレーク中の歌手・歌心りえ（51）が5日、東京・北沢タウンホールでライブを行い、ソロメジャーデビューを発表した。4月2日にビクターエンターテインメントから「SONGS」、エイベックスから「HEARTS」を同時リリース。音楽関係者は「2つのレコード会社からデビューをする歌手は業界初」と語っている。

　2023年に日韓共同プロジェクトのオーディション番組「トロット・ガールズ・ジャパン」でファイナリスト入り。24年に「韓日歌王戦」に出場し、韓国で大ブレークした。そんな活躍に目を付けたレコード会社2社からのオファーを受けメジャーデビューが決定。「想像していませんでした。私の歌を世に出したいと思っていただいたのがうれしい」と語った。

　1995年にデビューした3人組「Letit　go」の活動などさまざまなグループでの経験があり、デビューは5度目。現在は10歳の長女もおり「育児などもありましたが、家族の“歌ってみたら”の言葉が後押しになりました」とはにかんだ。

　韓国にいると街中で声をかけられるほどの人気者。「今年は日韓国交正常化60周年の節目。ぜひ両国で頑張りたい。いずれは国歌斉唱にも挑戦してみたい」と夢を膨らませた。

　ライブではカバー曲「雪の華」（中島美嘉）や「道化師のソネット」（さだまさし）などを歌唱した。