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帝京科学大野球部を支える栗原未来マネジャー 父は日大三野球部&母は関東第一マネジャーの超野球一家

スポニチアネックス / 2025年2月5日 19時59分

野球部を支える栗原マネジャー(中央)=撮影・柳内 遼平

 今春から関甲新学生野球リーグ2部に参戦する帝京科学大が5日、山梨県上野原市内のグラウンドで練習を公開した。

 同校は生命環境学部、医療科学部、教育人間科学部の3学部があり、野球部員の多くは理学療法士、柔道整復師などの国家資格取得を目指している。昨年11月に入部した栗原未来マネジャー(2年)もアニマルサイエンス学科に所属している。

 高校では啓明学園(東京)で野球部マネジャーを務めた栗原さん。愛玩動物看護師の国家資格習得するために進学した帝京科学大に野球部はなかったが、入学後に創部された。父は日大三、早大の野球部に所属した輝かしい経歴を持ち、母は関東第一(東京)で野球部マネジャーを務めた超野球一家。両親に負けない野球愛があり、「大学で、もう1回マネジャーがやりたい」とハートに火が付いた。

 ただ、大きな障壁があった。栗原さんが通う東京都足立区の千住キャンパスから、山梨県上野原市内の東京西キャンパス近くにある野球部練習場まで60キロ以上あり、公共交通機関で約2時間もかかる。東京西キャンパスのメンバーで野球部を編成していく狙いもあったため当初は断られた。ただ4度断られても折れなかった。最後には「1からつくる野球部の歴史を一緒につくりたい」と相良光紘監督に思いを伝え、入部を許された。

 平日は授業のため練習に参加できない。新学期を迎え、3年生になれば大学の併設病院で動物の手術をサポートする本格的な実習も始まる。それでも「受け入れてもらえたので自分のできることをやり尽くしたい」。土日に行われる練習のサポート、春季リーグ戦のパンフレット用のデータ作成など裏方としての仕事に励んでいる。

 春季リーグ戦では記録員としてベンチ入りする予定だ。「1部昇格は大変だと思いますが、みんなが頑張っているので最速で1部を目指してほしい。毎日練習に入ることはできないけれど、自分で仕事を見つけて頼られるマネジャーになりたい」。ほとんどの部員が国家資格取得を目指す異色の野球部を支えていく。(柳内 遼平)

 ◇栗原 未来(くりはら・みく)2004年(平16)5月10日生まれ、東京都西多摩郡瑞穂町出身の20歳。啓明学園(東京)では野球部のマネジャーを務めた。帝京科学大ではアニマルサイエンス学科で愛玩動物看護師の国家資格習得を目指す。趣味は野球観戦で阪神ファン。

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