【卓球】張本美和はストレート負けで2回戦敗退「相手の戦術にはまった」シンガポール・スマッシュ

シングルス2回戦を戦う張本美和

　◇卓球　シンガポール・スマッシュ第7日（2025年2月5日　シンガポール　シンガポール・スポーツ・ハブ）

　女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランキング6位の張本美和（16＝木下グループ）は何卓佳（26＝中国）に0―3のストレートで敗れた。

　緩急自在の攻撃に、序盤から相手に流れを握られた。第1、2ゲームともに4―11で奪われる。第3ゲームでは5―3とリードする粘りを見せたが、9―11で力尽きた。

　何卓佳は前回対戦の11月のWTTチャンピオンズ・フランクフルトでは3―1で勝利していた。それだけに「戦術を立てて、遂行して勝てたけど、今回は逆に、その戦術をやっても相手は対策してくる。そこでもう1個、自分が勝てる策がなかった」と振り返り、「相手の戦術にはまってしまい、自分からのミスが目立った」と懸命に悔し涙をこらえた。

　シングルスは敗退となったが、松島輝空（17＝木下グループ）との混合ダブルスではこの日に不戦勝で4強に進んだ。16歳は「もちろん今は悔しい気持ちだけど、まだミックス（ダブルス）もある。切り替えて、松島選手と一緒に頑張っていきたい」と気丈に顔を上げた。