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カーリング ロコ・ソラーレ3連勝呼んだ「サツキ100%」の神ショット「たくさん失敗して、それを糧に」

スポニチアネックス / 2025年2月6日 4時31分

<カーリング日本選手権第4日 ロコ・ソラーレVS中部電力>勝利を喜ぶロコ・ソラーレの藤沢(右)(撮影・小海途 良幹)

 ◇カーリング日本選手権第4日(2025年2月5日 神奈川・横浜BUNTAI)

 女子1次リーグ(L)A組で、すでに2次L進出を決めていた五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレは、中部電力に6―5で競り勝ち、通算3勝1敗の同組2位での通過となった。成績を持ち越すため負けられない重要な一戦で、スキップ藤沢五月(33)がスーパーショットを連発。サード吉田知那美(33)から「サツキ100%」と称えられる活躍で、開幕までちょうど1年となったミラノ・コルティナ五輪へまた一歩近づいた。

 舞台が大きいほど本領を発揮する藤沢が、大事な場面で次々とドローショットを決めた。1点を争う接戦の中、第4、6、8エンド(E)の最後の一投をハウスの真ん中にキッチリ止めて得点。5―5で迎えた最終Eも赤いストーンを中央に止めて勝利。吉田知が「サツキ100%だった」と称えるほど神懸かっていた。

 初日の黒星発進から尻上がりに調子を上げている藤沢は「私たちがそういうチームなのかもしれない。たくさん失敗して、それを糧にしている」と振り返る。アイスアリーナの傾向をつぶさに読み解き、前日の2試合はミスショットを恐れずに試行錯誤を重ねたことが、この日のショット精度につながった。

 相手の中部電力はかつて所属したチーム。スキップとして14年ソチ五輪を目指したがかなわず、退団した経緯がある。スタンドにはかつてお世話になった関係者の姿もあり、「恐らくたくさん見てくださると思ったので、感謝の気持ちを込めた」と個人的にも思いを込めた試合となったことを明かした。

 きょう6日でミラノ・コルティナ五輪開幕までちょうど1年。「実力、人間性、アスリートとしての態度がしっかりできているチームが、最終的に勝っていくと思う」と藤沢。大会は残り4日間、自分たちこそふさわしいことを証明していく。 (阿部 令)

 ▽五輪への道 日本代表の条件は24年日本選手権優勝(女子はSC軽井沢ク)、25年同優勝、世界チームランク日本最上位かつ24年または25年の日本選手権で3位以内などを満たすチーム。女子最上位ランクは5位のロコ・ソラーレで、今大会3位以内で9月の代表候補決定戦に進出。優勝なら昨年覇者のSC軽井沢クと決定戦で一騎打ち。他チームが優勝なら3チームで五輪候補を争う。国別の五輪出場権は24、25年の世界選手権のポイント上位7カ国に与えられる。

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