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涙の全日本敗退から再出発!伊藤美誠が16強進出 難敵カナダのエースに逆転勝利「めちゃくちゃ大きい」

スポニチアネックス / 2025年2月6日 4時21分

ベスト16進出を決めた伊藤美誠(WTT提供)

 ◇卓球シンガポール・スマッシュ第7日 伊藤美誠3-1チャン・モー(2025年2月5日 シンガポール・スポーツ・ハブ)

 女子シングルスの2回戦が行われ、世界ランク8位の伊藤美誠(24=スターツ)が3―1で同60位のチャン・モー(36=カナダ)を下し、16強進出を決めた。準決勝敗退に涙した全日本選手権からのリスタートの舞台で頂点を目指す。男子シングルスでは世界ランク3位の張本智和(21=智和企画)が1―3で薛飛(シュ・フェイ、25=中国)に敗れ、2回戦敗退となった。

 強烈なフォアで勝利を決めた伊藤は力強く右拳を握った。カナダのエース相手に逆転勝利で16強進出。「独特のタイミングがあって1点を取るのが難しかった。その中で勝てたのはめちゃくちゃ大きい」と気持ち良さそうに汗を拭った。

 劣勢をはね返した。分岐点に挙げたのは1―1で迎えた第3ゲーム。7―10のビハインドでも、「落ち着いていた」と4連続得点で逆転し、ジュースの末に16―14で奪った。近年は対戦していない選手。映像で研究したが「思ったよりボールの回転数が少ない」と試合中に分析して対応する冷静さが光った。

 3年ぶり制覇を目指した1月の全日本選手権では、準決勝で張本美和に敗れて涙。ただプレー内容自体には手応えがあり、すぐに今大会に視線を向けられた。「シンガポールは“皮もの”がおいしいんですよ」と空き時間には好物の小籠包(しょうろんぽう)を食べて充電も完了。「チャレンジャーの気持ちで頑張りたい」。トップランカーが集うシンガポールで頂上を狙う。

【張本きょうだいは2回戦敗退】

 張本きょうだいはともに2回戦で姿を消した。兄・智和は世界ランクで格下の中国選手に敗退。現在では数少ないペンホルダー相手に流れをつかめず1―3で敗れた。妹で世界ランク6位の美和も中国選手に0―3のストレート負け。第3ゲーム終盤で1ポイント差に迫る粘りも見せたが、相手の緩急自在な攻撃に翻弄(ほんろう)され、「相手の戦術にはまってしまった。今は悔しいけど、まだミックス(ダブルス)もあるので切り替えて頑張りたい」と顔を上げた。

 ▽シンガポール・スマッシュ 21年から始まった卓球の国際大会「WTTシリーズ」の最上位カテゴリーに位置づけられるトーナメントの一つで、今大会は今年で4回目の開催。世界ランクポイントは五輪や世界選手権(個人戦)と同じポイントが加算される。男女のシングルスとダブルス、混合ダブルスの計5種目が実施され、個人戦の優勝賞金は7万5000ドル(約1100万円)。

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