ソフトバンク“チーター庄子”が出番ゾウ「盗塁王を獲ることが目標。そのためには…」

フェニックス動物園でアジアゾウに乗るソフトバンク・庄子（撮影・岡田　丈靖）

　期待のドラ2が出番ゾウを誓った――。ソフトバンクのドラフト2位新人・庄子雄大内野手（22＝神奈川大）が今春キャンプ初休日の5日、宮崎市のフェニックス自然動物園を訪問。ルーキーで唯一A組（1軍）で調整するスピードスター候補は体重3770キロのアジアゾウ・みどりちゃんの上に乗った後に1軍での出番増への意気込みを語った。

　「盗塁王を獲ることが目標。そのためには試合に出続けなければいけない」

　幼少期に地元・横浜の「ズーラシア」を家族と訪ねて以来の動物園だった。ヤギの群れを後ろからダッシュで追いかけ、ポニーを引いて園内を散歩。動物との触れ合いは久々だったが、大学時代に先輩から付けられた愛称は「チーター」。「地上最速動物」に例えられた俊足自慢はプロ野球選手となり、足を生かして先輩に待ったをかける。

　「盗塁王になるためには周東さんに勝たないといけないし、ショートで出続けるためには今宮さんを超えないといけない」。50メートルを5秒7で駆ける“チーター庄子”の獲物は明確だ。「そう言ってもらえるよう、活躍できるようになりたい」と野性味あふれる愛称の定着も意識していた。

　≪ドラ6岩崎は“脱ナマケモノ”≫

　H…B組で調整するドラフト6位の岩崎（東洋大）は“脱ナマケモノ”を誓った。動物好きで地元の大阪では天王寺、大学時代には東京・上野の両動物園を来訪したことがある。マイペースな性格で自身を「ナマケモノ」に例える右腕だが、履正社（大阪）では19年春の甲子園で胴上げ投手になるなどポテンシャルは高い。「今はB組ですが、アピールを続けて1軍戦で投げたい」。なまけずに努力を重ねていく。