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阪神・山田 令和の牛若丸になる “平成の牛若丸”鳥谷氏もスター性を評価 名遊撃手の道を歩む

スポニチアネックス / 2025年2月6日 5時18分

沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを訪問し、子供たちと触れ合う阪神・山田

 令和の牛若丸になる!阪神・山田脩也内野手(19)が沖縄・宜野座キャンプ休日の5日、島尻郡の沖縄県立南部医療センターを訪問した。現役時代から同病院への訪問を続けてきたOBの鳥谷敬氏(43=野球評論家)らとともに、プレゼントを贈るなど約1時間にわたり子供たちと交流。元監督で3日に脳梗塞のため死去した吉田義男さん(享年91)のような名遊撃手を目指す。

 歴史の重みに背筋を正した。現役時代は華麗な遊撃守備で「今牛若丸」と呼ばれ、監督として初めて阪神を日本一に導いた吉田義男さんが3日に死去。訃報に接した高卒2年目の山田は、同じ遊撃手として名手への道を歩むことを誓った。

 「こういう凄い方のおかげで今の阪神タイガースが成り立っている。自分もそういう存在になれるように」

 吉田さんの偉大さは、山田が1月まで生活していた兵庫県西宮市の選手寮「虎風荘」で知った。「阪神のショートで、監督としては初めて日本一に導いた方。寮にパネルが張ってあります」。吉田さんと同じく守備力が長所の山田は、自然と当時のパネルに見入っていたという。

 名遊撃手になれる素質は十分にある。今春は初めて宜野座組でのキャンプインとなった。この日、ともに病院訪問を行った“平成の牛若丸”こと鳥谷氏は、山田の19歳らしからぬ守備力を高く評価。「昨年からセンス、野球勘はありましたけど、今年は1軍の選手と交ざっても違和感ない。高卒2年目で、素晴らしいこと」と賛辞を惜しまなかった。

 スター性も兼ね備える。鳥谷氏は山田が病院訪問で子供たちと触れ合う姿を目の当たりにし、驚きを隠せなかった。「雰囲気は誰でもつくれるものではない。しゃべっている姿、内容を見ても高卒2年目じゃない落ち着き、言葉のチョイスがある。本人が言わなくても周りが一番感じる部分」と大きくうなずいた。

 第2クールがきょう6日からスタート。8、9日には宜野座組と具志川組による合同の紅白戦も予定される。「センターラインがいいチームは強い。自分がそういう存在になれたら」。遊撃の定位置獲得を狙う山田にとっては、勝負のクールとなる。いずれは吉田さんから始まった虎の名遊撃手の系譜に名を連ねるべく、がむしゃらに白球を追う。(松本 航亮)

 ≪岡留が地元に恩返し誓う≫

 阪神・岡留が23年から3年連続の訪問に「逆に元気をもらえた。頑張らないといけない」と決意を新たにした。色紙やバッグ、タオル、Tシャツなどのグッズに全てサインを入れて子供たちに贈呈。代わりに「ありがとう」と書かれたメダルをもらい、交流を楽しんだ。昨季は35試合に登板し、プロ初セーブも挙げた25歳。地元・沖縄への恩返しを継続させるべく「今年も結果を出す」と高らかに誓った。

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