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北野武監督 映画「Broken Rage」ベネチア国際映画祭で絶賛も…「頭ぶつけて記憶がない」

スポニチアネックス / 2025年2月6日 5時1分

フォトセッションでポーズをとる(左から)國本鍾建、大森南朋、北野武、浅野忠信、白竜(撮影・郡司 修)

 北野武監督(78)が5日、脚本・主演も兼ねたAmazonオリジナル映画「Broken Rage」(14日から配信)の会見を都内のホテルで行った。共演の浅野忠信(51)、大森南朋(52)らと登壇し、「自分としてはかなり実験的な作品で、凄いとは言いませんがそんなにひどくない。お金を払って見ても損はしないと思う」と控えめな中に自信ものぞかせた。

 「暴力映画とお笑いの融合」をテーマにした野心作。前半は警察に逮捕された殺し屋が生き残りを懸けて奮闘するハードボイルド、後半は同じ物語をセルフパロディーで描いた約60分の作品だ。北野監督にとって初の配信作品。撮影した映像は2時間半ほどだったが、「家で寝転がって見る感覚で編集したら、えらい短くなった」と苦笑。「劇場映画とテレビということはあまり意識していなくても、エンタメは見る、作る環境が変わると、ここまで違うものになるのかということが分かった」と語った。

 昨年のベネチア国際映画祭に日本の配信作品として初めて出品。絶賛を浴びたが、「映画祭の島に行く時にボートに乗ったんだけれど、頭をぶつけて帰るまでの記憶がない。病院に行って脳波を調べたら衝撃を受けた形跡はあった。治らない方がいろいろなことが言えて面白かったかもしれない。まあ、反応は良かったのかな」と自嘲気味に話した。

 新たな挑戦を経て、今後の映画作りについては「絵画は何千年という歴史があるが、映画はたかだか100年ちょっと。だからじゃんじゃん進化すべき。そのうち全部のシーンをバラバラにして、ガラガラに入れて出てきた順番につなげても成立するかもしれない」と持論を展開。そして、「これからのエンタメはどういう方法を取るのか。過渡期に入っている中にいる我々はいろいろなチャレンジをしていきたい」と意欲を見せた。(鈴木 元)

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