イチロー氏メジャー殿堂入りの“投票しなかった1人”結局判明せず

衣料品メーカーのイベントで自身のマネキンの前でポーズをとるイチロー氏（撮影・郡司　修）

　全米野球記者協会（BBWAA）は4日（日本時間5日）、今年の米国野球殿堂入りを選出した記者投票の内訳を公開した。全394人のうち公表を許可した321人は全てイチロー氏（マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター）を選んでおり、ただ1人投票しなかった記者は結局判明しなかった。

　1月21日の発表では393票を集めて史上2人目の満票に1票届かず、イチロー氏は投票しなかった記者に「ぜひ自宅に招待して一緒にお酒を飲みたい。名乗り出てシアトルまでお越しください」と呼びかけていた。

　イチロー氏は都内で衣料品メーカーのイベントに出席。「体がとにかく元気でないと心が伴わない」と引退後もトレーニングを継続する理由を明かし、同席した元陸上長距離の福士加代子さんから祝福の花束を贈られた。