米倉涼子 第一線の活躍、闘病…明かした“鼓舞してきたもの”「未知子のように」 歴史に幕「ドクターX」
スポニチアネックス / 2025年2月6日 7時15分
女優の米倉涼子(49)が主演を務める映画「劇場版ドクターX」(監督田村直己)が大ヒット上映中だ。テレビ朝日の人気ドラマ「ドクターX」の完結編。12年の歴史にピリオドを打つ。12年にわたり演じてきた大門未知子への米倉の思いを聞いた。(望月 清香)
「ドクターX」は、群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけが武器のフリーランスの天才外科医・大門を描いた作品。「私、失敗しないので」のセリフがおなじみで、過去のドラマ7シリーズ全てが平均世帯視聴率15%超えの国民的人気を誇る。劇場版では大門の知られざるルーツが明かにされ、さらに、史上最大の試練に直面。見ごたえのあるシーンの連続に「見て良かった」「面白い」の声が続出している。
同シリーズが国民的ドラマとして愛された理由の1つが、米倉が演じる強く美しい女性像だ。大門は決して周りに媚びない。納得のいかないことは「致しません!」ときっぱりと断る。凛とした輝きを放つ米倉だからこそ、大門を生き生きと演じることができたのだろう。多くの視聴者が米倉を大門と重ね合わせ、強い女性のイメージを持つ。しかし、本人の口からは意外な言葉が飛び出した。「私は考え始めたら迷うタイプ。もともと被害妄想の塊なんです」。世間のイメージに反してネガティブな一面があると自己分析。実際に同シリーズを手掛けたテレビ朝日取締役でエグゼクティブプロデューサーの内山聖子(さとこ)氏も米倉について「強く見えるけれど、裏側はとても繊細で弱い部分のある人」と女優として大切な奥深さを持っていることを明かしている。
そんな米倉にとって大門との出会いは大きな転機だった。同シリーズは2012年、ミュージカル「CHICAGO」でアジア出身女優初のブロードウェイ主演デビューを果たした直後にスタートした。
「私の中で “もう引き返せないぞ”という時期でした。こんなことを言うと大袈裟ととらえられるかもしれないですが、(CHICAGOは)日本の旗を背負って行ったつもりだった。なので帰ってきてガッカリされては絶対に困ると思った」。並々ならぬ熱い思いで同シリーズに挑んだ。
大門の何にも屈しない前向きな生き方は米倉を鼓舞した。第一線で活躍し続けている米倉だが、その裏にはたくさんの苦悩があることは想像に難くない。2019年には難病「脳脊髄液減少症」を発症した。
「1人だと不安の方に強く引っ張られることが多い。役があることで、自分をきちんと前に押し出すことができる。未知子のように強くないといけない時が12年間で度々あった。そういう時、私は大門未知子を演じているんだから頑張らないといけないって思った。大門未知子に米倉涼子が背中を押されている感じがします」。そう語る瞳は涙で少し光ったように感じた。
言葉には大門未知子への大きな愛と感謝がにじんでいた。
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